
“Kombucha”(コンブチャ)を聞いたことがりますか?
「あ〜昆布茶ね」と思ったアナタ。同じものと思われがちですが、kombucha(コンブチャ)と昆布茶は実は全く別物!!
Kombucha(コンブチャ)は、お茶を発酵させることで出来上がる、お酢のような風味が特徴的な酵素ドリンク。
乳酸菌が発酵することにより、整腸作用や老化防止に効果的な成分が生まれ、とにかく健康にうってつけ!と、現在アメリカやヨーロッパの国々で大ブームを引き起こしています。
マドンナやミランダ・カーなどのセレブも愛用中とのことで、ここ数ヶ月前から、日本でも少しずつ注目をされ始め、現在では、複数のメーカーが独自製法で製造されたkombucha(コンブチャ)を販売し始めました。
この、まだいまいちピンとこないドリンクであるkombucha(コンブチャ)ですが、通販で買うととにかく高い!!700ml前後のボトルで5,000円前後します。
一度試してみたいな〜と思っていた私ですが、お値段的に気軽に注文できる感じではないな・・・とウジウジしていたところ、たまたま読んだネット記事で、なんと!自家製のkombucha(コンブチャ)が作れることを知り!
これはもう自家製をやってみるしかない!と、kombucha(コンブチャ)作りを思い切りました。
本ブログ記事では、まずはkombucha(コンブチャ)の基礎知識から(何がいいの?)、自家製のkombucha(コンブチャ)の作り方やおすすめの飲み方まで、kombucha(コンブチャ)のすべてを公開します!
目次
Kombucha(コンブチャ)とは?起源・栄養・入手方法

まずは、kombucha(コンブチャ)とは何?から。
Kombucha(コンブチャ)とは、お茶(紅茶・緑茶など)に砂糖、それから、「スコビー」と呼ばれるゲル状の菌株を入れて、1〜2週間前後漬けて、発酵させて作る、発酵飲料です。
語尾に「チャ」が付いていることから、お茶を連想しますが、お茶の味は全くしません。スコビーが微生物であることから、お茶と砂糖を餌にして発酵をし、数日〜数週間が経つと、リンゴ酢のような、酸味のある飲み物に仕上がります。
それから、よく間違えられますが、日本の「昆布茶」とは全く関係はありません。名前の由来は、はっきりとはわかっていませんが、Kombucha(コンブチャ)を作る際に使われるゲル状のかたまりが昆布のような見た目をしていることからきている説などがあります。
そんな、なんとなく謎に包まれたkombucha(コンブチャ)の始まりは紀元前200年前後の中国にまで遡ります。そんな前からあったのか!なんちゅう飲料なのだろうか!笑 その後、モンゴル、ヒマラヤ、ロシアまでに広く渡っていき、日本にはそのだいぶだいぶ先である、1950年代にロシア経由で入ってきました。
そっから、少々の間、日本でも流行りました!(読者さんがおいくつか不明ですが、おばあちゃんやお母さんの話を是非聞いてみて♪)ただ、日本人は飽きやすいとのことで、数年で忘れ去られたとのこと><笑
ちなみに、日本では、kombucha(コンブチャ)ではなく、「紅茶キノコ」(菌株がキノコみたいな見た目であることから)の名前で親しまれてきました。ネットで「紅茶キノコ」と検索してみると、いろいろと出てくるので、気になる人は是非どうぞ!
現在、kombucha(コンブチャ)が爆発的に人気を占めているのが、欧米。
ヨーロッパには、1960年代にまずはスイスで流行り始め、その後、他のヨーロッパ諸国にも上陸しました。
アメリカに関しては、1990年前後にまずはロスとハワイで出始め、徐々に知名度を向上。その20年後である今では、kombucha(コンブチャ)だけを製造するメーカーが数十社以上誕生したり(あの大手コカコーラも手を出しています!)、ちょっとおしゃれなカフェには独自製法で作られたkombucha(コンブチャ)ドリンクがメニューに登場したり。

さらに、ここ数年では、ハリウッドセレブが愛用を始めたとのことで、kombucha(コンブチャ)の売上は前年比を超える右肩上がりに!
では、そんなkombucha(コンブチャ)の一体何がいいのか?
kombucha(コンブチャ)は栄養の塊!

kombucha(コンブチャ)は発酵飲料ですが、発酵食品がいかに体に良いかについて、どこかで耳にしたことはありませんか?
(日本で親しまれている発酵食品の中には、ヨーグルト、納豆、ぬか漬け、キムチなどがありますね!)
発酵食品を食べる最大のメリットは「腸を健康にさせてくれる」こと。
人間の健康に関するここ数年の研究結果では、人間の健康維持の7割が腸内環境に関係しているといったデータが出ました。
なぜ腸なのか?人間の腸内には、善玉菌・悪玉菌・日和菌の3種類の菌が存在します。食生活や生活スタイル(睡眠・ストレス・飲酒・喫煙など)により、腸内環境は常に変化をしており、どちらかの菌にバランスを傾けます。

悪玉菌によってしまった腸は、ゆくゆくは、生活習慣病を引き起こすリスクを高めます。免疫力の低下・血行の悪化・慢性的な便秘による身体の不調など、心当たりのある人は、まさにこの腸が汚染されている可能性が高いと見えます。
Kombucha(コンブチャ)のように、細菌によって発酵された食品は体に良い善玉菌がたっぷり含まれるため、腸内環境を良いバランスに偏らせてくれます。
含む「乳酸菌」が腸内の環境の整えてくれ、「酢酸菌」が腸の働きを支え、「酵母菌」が糖代謝などの働きをサポートしてくれます。
その結果、整腸作用・アンチエイジング・免疫力アップ・血行の改善(血圧の低下や悪玉コレステロール値の低下)・冷え性の改善・糖尿病予防など、たくさんの健康効果が期待できます。
この、ダイエットにも美容にも良い発酵食品ですが、腸内環境はちょっとした生活の変化で変わってしまいます(腸内の菌は生き物!毎日腸内のバランスは変化するんです〜)。なので、きちんとした効果を得るためには、継続摂取が必要なのです。
kombucha(コンブチャ)は、飲み物なので、調理に全く時間をかけなくていいし、続け安いのが大きなメリット。味も、りんご酢に近く、美味しいので、飲みやすいです。
ただし、発酵の過程で、微量のカフェインとアルコールを含みます。そのことから、カフェイン/アルコール過敏症・妊娠中/授乳中の人、小さな子供などは摂取できません△
Kombucha(コンブチャ)はどこで買えるの?
Kombucha(コンブチャ)の素晴らしさを知ることができたところで、よしっじゃあ飲んでみるか!と思った人は、じゃあどこで買えるの?が気になるところかと思います。
欧米では、一般スーパーで、お茶やジュースなどの棚の近くに、普通にkombucha(コンブチャ)が販売されていますが、日本ではまだそこまでのポピュラリティーは得ていません。ちょっとこだわったスーパーでさえも、kombucha(コンブチャ)を置いているところはほとんどありません。
唯一の手段は通販!(この時代の良さですね^^)あの大手通販である楽天やAmazonで検索すると、3〜4種類のメーカーが出てきます(そう、まだそれくらいの数の会社しか進出していないんです!)
どんな商品があるの〜?といったところですが、現時点では(今後はもっと増えることを予測)4社が独自製法で製造した「kombucha(コンブチャ)」を販売中。
① KOMBUCHA CLEANSE(コンブチャ・クレンズ)

1本(700ml)5,940円
② コンブチャ+酵素ドリンク

1本(720ml)2,999円
③ HerbAbsoluteのKOMBU’CHA

1本(720ml)4,147円
④ ELLE caféのコンブチャエキス

1本(300ml)3,500円
より美味しく、飲みやすくなるように、それぞれ、アサイーやカムカムなどのスーパーフード、ジンジャー、ココナッツ、ブルーベリーを始めとする果物の果実などを加えたりしています。
私も、kombucha(コンブチャ)を始める当初は、市販品を購入しようと思っていました。
でも、そのお値段と原材料を見て、断念。お値段は見てのとおり、高いことがわかりますね。原材料は、先ほどのお写真の赤ペンで引いたところを見てみてください。添加物、添加物、添加物〜!しかも、使われているのが、毒性が高いと言われているもの。ラベルを見た瞬間にうっとしました。健康だと思って買ったのに、これだと返って不健康になるでしょ・・・!
※4社の中では、唯一、ELLE caféのコンブチャエキスが完全無添加でしたが、300mlで3,500円だと継続が難しいな、とこちらもしぶしぶ諦めました><
残念だけど、kombucha(コンブチャ)は諦めるかな、と思い始めていたところ、ネット記事で、kombucha(コンブチャ)が家でも作れることを知り!これであればそんなにお金をかけずに、長く続けられるんじゃないか?とテンションマックスに^^↑
kombucha(コンブチャ)を作るには、どこの家庭にもあるようなお茶の葉っぱと砂糖以外にスコピー(菌株)が必要になります。この菌株は、プロでないと栽培ができないため、初回でkombucha(コンブチャ)を仕込む際には、こちらのみ調達する必要があります。
ネットで「コンブチャ+栽培キット」と検索すると、Amazonや楽天に「スターターキット」の商品が出てきます。私がいろいろと調べた中だと、現在、スコピーのセットは以下の「WORLD KOMBUCHA」1社のみの販売となります。
スコピーが2袋入って3,456円。安くはありませんが、一度作ったkombucha(コンブチャ)は、正しくメンテナンスさえすれば、半永久的に、何度も作れるので、初期投資だけかかりますが、それ以降は格安になる!と、長い目で考えると、だいぶお得です。
てなことで・・・「WORLD KOMBUCHA」のkombucha(コンブチャ)の栽培キットを使って、マイkombucha(コンブチャ)を作ってみました!その作り方の工程・出来上がった様子・おすすめの飲み方などを次の章でご紹介します♪
自家製のkombucha(コンブチャ)を作ってみた!製造工程と飲んでみた感想は?
「WORLD KOMBUCHA」セット、届きました!現物です。輸入品なので、ラベルは全部英語。

日本語の説明書も付いています。

内容は、今回届けられたスコピーを栽培した人の紹介・kombucha(コンブチャ)とは何か・作り方・お手入れの方法、などでした。

「WORLD KOMBUCHA」は、ハワイ出身のフェリスさんという女性の方が、自身の家で栽培したスコピーを世の人に広く知らせよう!とのことで、2009年に大量製造をスタートし、会社として販売を始めました。
現在は、アメリカ本国のワシントンのkombucha(コンブチャ)の大手メーカーと業務提携をするなど、大成功を収めています。この人が作るスコピーはきっと素晴らしいものだ!と期待が膨らみますね♪
また、気になる菌株「スコピー」はこちら↓
どろっとした気持ち悪い何かです^^;笑
kombucha(コンブチャ)の作り方の工程を公開!
kombucha(コンブチャ)を作るのに必要なものは、以下の写真に並んでいる食材です↓
<<材料>>
・スコピー(今回届いた袋のうち1つ)
・オーガニックの茶葉 ディーバッグ4個
※これは別途用意が必要。オーガニックでないと発酵がうまくいかないそうなので、必ずオーガニック(=有機栽培)の茶葉をご用意くださいね!
・砂糖 お茶100mlにたいして小さじ1杯ほど
※きび砂糖やグラニュー糖など、なんでも
・ガラス瓶
・キッチンペーパー
・ガラス瓶の口を留める輪ゴム
まずは大きめのガラス瓶を用意します。

準備段階で、瓶の中を必ず煮沸消毒する必要があります。簡単に、中にお湯を入れるだけでもOKです☆万が一、瓶にばい菌とかが付着していたら、その菌ごと栽培が始まってしまい、体に毒なものが生まれてしまうこともあるそうです・・・

茶葉をティーバッグから出し、まずは抽出。3〜4分ほど蒸らします。

お湯は、今回1リットル入れました。一度に出来上がるkombucha(コンブチャ)の量は500ml〜3.8Lと自身で決めることができます。


お茶の抽出が終わったら、kombucha(コンブチャ)を作る瓶の中に入れ替えます。

入った!

お茶がまだ熱いうちに必要量の砂糖を入れます。今回1Lを作るので、小さじ10の砂糖が必要となります。意外に多い!><

砂糖が完全に溶けるまで、しっかり混ぜます。

スコピーを流し入れます。

ゼリーみたいなのが流れる決定的瞬間を観測!

ここでの注意点は、そっと流し入れて、かき混ぜないこと!
最後にキッチンペーパーをかぶせて、輪ゴムでとめます。


これで仕込み作業完了!

あとは、お家に置いておくだけです。適切な室温は26度〜32度なんだとか。ここ、結構調整が難しいですが・・・
夏場では風通しの良いお部屋で管理して、冬にやる場合は瓶をマフラーなので包んであげるといいですよ。
ここから、早くて1週間で出来上がりです!
day①

数時間後に様子を除いてみましたが、仕込んだばかりなので、特に変化なしです。


下になめこのような変なものが浮かんでいるのがわかります。日本人がkombucha(コンブチャ)を「紅茶キノコ」と名付けたのもわからなくない^^;笑
day③


同じく、変化なし!
day⑤


仕込んでから5日が経ちましたが、色も中身も全く変化なしです^^;
day⑧


結局見た目はさほど変わらなったですが、一応これで完成としたいと思います。完成のタイミングの見極めは・・・難しいですが、お好みで!というところ^^;
仕込んでから1週間程度だと、酸味が比較的に弱いkombucha(コンブチャ)ができて、2週間まで待つと、だいぶ酸っぱめに仕上がります。栄養自体は変わらないみたいなので、ご自身が好む酸味が出るのを待つといいですよ^^

私は、始めて作るということもあり、まずはマイルドな感じでいきたいと思い(あとは早く飲みたくて仕方がなかったので笑)、8日目で終わらせました。
漬け始めた当初と比較すると、少しばかり液体が濁ったような感じになりました。なめこはずっといますね。

蓋を開けてみると・・・ツンとした匂いが!リンゴ酢の匂いです。ちゃんとした匂いが出てくれたとのことで、多分正しく作れました^^

なお、このままではまだ飲めず、まずは中にあるなめこを取り除く必要があります。このスコピーは、次回kombucha(コンブチャ)を作る際にまた使うので、捨てないように!

加えて、今回の出来上がり液からさらに200mlを取り出します。スコピーと合わせて、清潔な容器に入れて、次の仕込みにつなげます。

※すぐに仕込む際は、その日のうちに使ってください。なお、少しお休みしたい場合には、発酵を止めるために、冷蔵庫に入れてください。冷蔵庫に入った液体は、定期的なお手入れが必要になりますが、1年くらいまで持ちます!
念願のマイkombucha(コンブチャ)が完成!おすすめの飲み方は?
コップに入りました〜おお〜♡

Kombucha(コンブチャ)は、酸味が強く、イメージお酢を飲む感じ。お酢をストレートでガブガブ飲む人はなかなかいないと思います。Kombucha(コンブチャ)も、そのままでは胃を痛めてしまう可能性があるため、必ず何かと割って飲んでください。
(また、空腹時やお腹の調子が悪いときなどは、胃への刺激が強くなってしまうため、飲むのを避けましょう〜)
Kombucha(コンブチャ)20〜30mlに液体150ml程度が適量かと思います〜
やっぱり!水割り
まずは定番の水割り!酸っぱい!けど、嫌な酸っぱさじゃない!スッキリとした、フルーティーな、美味しい酸っぱさです。
これがkombucha(コンブチャ)なのか〜なるほど〜!まさに、リンゴ酢の味がしますね。何かわからず出されたら、水割りリンゴ酢だと思っていました、絶対。
ストレートでは癖ありまくりですが、割ると普通に美味しい!これなら毎日飲めますよ、私♪
炭酸割り&氷を入れるとますます美味に♡

個人的には、水より炭酸割りがおすすめ!スパークリングりんごジュースを飲んでいるようで、しゅわ〜っと頭がさえるし、お腹にもしっかりたまる♪
また、こちらに氷を加えてあげると、酸っぱい味がさらにスッキリし、全体的に甘みが出てきます。
果物との相性もよし

たまたま冷蔵庫にイチゴが入っていたので、カットして一緒にしてみました。
しばらく置いておくと、フルーツの甘みがkombucha(コンブチャ)の液体に染み込んで、ほんのりとした甘みを出してくれます。最後に果物自体もそのままパクリ♪最高のデザートです♡
ジュース割りもいいね♪

果物をカットしてそのままインしてもいいし、水の代わりにジュースと割ってもOK♪もともとリンゴ酢の味が強いこともあり、りんごジュースなんかは相性が最高です♪♪
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私がおすすめする飲み方は以上!他にも、牛乳や豆乳と割ったり、カクテル風にお酒と一緒に飲んだり、あとは、ヨーグルトなどにちょこっとかけるのもありだそうです。割るものによって、いろんな風味を楽しめます♪
Kombucha(コンブチャ)はこんな人におすすめ!
Kombucha(コンブチャ)を作ってみた感想をお伝えしましたが、いかがでしたか?私も作りたい〜!飲みたい〜!と思っていただけたでしょうか?
私は自家製kombucha(コンブチャ)を始めてから3週間が経ちますが、毎日1杯飲み始めてから、確かに!お腹の調子が良くなりました。便通がめちゃくちゃいいんです。なので、毎日すっきり出ないよ!といった人にとっては、便秘解消法にとってもおすすめ♪
個人的には自家製がおすすめですが、なんだかんだ、仕込みやお手入れに時間をかける必要があるため、ある程度出費を惜しまない人は一度通販で試してみるのでもいいかと思います!
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