先日私は、畑のレンタルサービスであるシェア畑に入会をし、家庭菜園や有機野菜作りの勉強を始めました。
本日は、入会後の初回講習とのことで、シェア畑の利用方法や畑のベースとなる土作りについて教わりました。
本記事では、シェア畑の会員でない方にとってもわかりやすいかたちで、農園アドバイザーの方が道具を使って実際に土を作っている様子などを写真&動画でお見せします!
他にも、シェア畑とは?について様々な体験談記事をこちらに掲載していますので、よろしければ合わせて読んでみてください^^↓
目次
シェア畑の利用方法の説明
シェア畑は、アグリメディアという会社が運営している貸し農園のサービスであり、野菜作りに挑戦してみたいけど、畑を持っていない!ややり方がわからない!という方向けに展開しています。
私はもともと有機野菜の大ファンであり、毎週、野菜宅配・通販サービスで有機野菜セットを注文していますが、一度自身で有機野菜作りを体験してみたい!という想いから、シェア畑の現地での無料説明会に参加し、入会を決意しました。
シェア畑への入会後、まずは年間利用料金の支払いを行う必要があり(私の場合、月額5,300円なので、年間では74,400円といった金額になりました)、その後、初回講習会に参加する流れとなります。
そもそも、講習会とは何?からですが、毎月数回、農園アドバイザーさんが実施している畑での実践&座学の勉強会であり、目的は「野菜作りのいろいろなノウハウを学ぶ」です。
野菜によって育て方、タネ・苗を植え付ける時期、肥料や追肥の量、水の量などが異なるため、野菜別に正しい栽培方法を学んでいきます。
毎度、畑作業に関して、様々なテーマで深掘りしていくので、栽培の経験がない方はかなり有益な情報を得ることができます。
事務所内には毎月の講習会のスケジュール表が置かれています↓
今回私が参加した初回講習会は、私のみの参加だったので、マンツーマンのとても贅沢な時間となりました^^
そちらの様子をご紹介します!
まず、先生から、「野菜作りBOOK」という教科書をいただき、道具やタネ・苗に関する説明がありました。
シェア畑では、軍手と長靴以外の全ての道具が借りたい放題であり、このように、事務所内に、手前にスコップや鍬(くわ)、後方に小さめの道具:はさみ、シャベル、マルチ止めなどが置かれています。
こちらは、好きな時に取り、使い終わったら洗って元の位置に戻す、というのが使用ルールです。
シェア畑で最も多く使われる道具は、鍬(くわ)、ならし板、スコップ、移植ごての4つです。
美味しい野菜を育てる土台となるのが、こちらの道具を使って土を耕し、ウネを作る作業となります。
土をしっかりと準備することで、野菜が育ちやすい環境を作ってあげます。
野菜は、一般的には、「水はけ、水もち、通気性の良いふかふかの土と、弱酸性で、適度な養分があり、豊富な微生物がいる」といった環境を好みます。
このような、野菜にとって理想的な土壌環境を作るため、
① 雑草をとる
② 堆肥や肥料を入れる
③ 土を耕し柔らかくする
の作業が必要になるのです。
土を耕す目的は主に下記です:
① 土の中に空気を入れる(微生物、植物の根は空気が必要)
② 土のかたまりを砕くことで、堆肥や肥料を馴染みやすくさせる
③ 硬い土を砕いて水はけをよくする
④ 土を柔らかくして、植物の根が伸びやすくなるようにする
なるほどなるほど!
なんとなくやるのと、なぜやるのか?の知識を持ちながら作業をするのではスタンスやモチベーションが全然違いますね^^
なお、土作りを怠けていい加減にやってしまうとあとあと収穫量が減ってしまうとのことですので、しっかりと頑張りたいと思います!^^
土の準備が完了したら、次のステップであるウネ作りとマルチ張りを行います。
「野菜を植えるためのベット」と呼ばれるウネは、土をよく耕し、堆肥や肥料をまんべんなくなじませてから作ります。
ウネを作ったら、土の表面を覆う資材であるマルチを張りますが、こちらからは、土の表面の保湿や保温、雑草や病害虫の予防など、野菜にとって良い環境を整えてくれる効果が期待できます。
今日の講習会ではウネ作りを行い、マルチ張りは次回とのことです。
続いて、タネ・苗、肥料の置き場所について説明をいただきました。
タネや苗は、事務所内のスペースのこちらの小さなタッパーに入っています。
野菜によって全然タネや苗の見た目が違うのが面白い発見でした^^
続いて肥料ですが、こちらは、事務所外の場所のコンテナのようなものに入っていました。
肥料については、また次回の講習会でもご説明をいただけるとのことで、今回はあまり深掘りはしませんが、シェア畑で使用されているのは、牛ふん、鶏ふん、油かすの有機肥料です。
まれに、土壌を改良したり、野菜を育ちやすくさせるために、牡蠣殻石灰を使用することもあります。
シェア畑は有機野菜にこだわっているため、原則、使用できるのは有機の肥料のみであり、自身でホームセンターなどで購入したものなどは持ち込み禁止というルールがあります。
ウネ作りの講習
では、早速、例の土作り・ウネ作りという作業を見本として見せていただきました!
今回の作業に使用するのは、鍬(くわ)、くまで、スコップの3つです。
土の中に雑草があったら、しっかり切って、バケツに入れます(のちほど、指定場所に捨てることができます)。
ここでのポイントは土をさらさらに柔らかくしてあげること!
しっかりと耕した後、さらに土を綺麗にしたい場合は、ふるいを使うこともできます。
最後に、土が平らになるようにならしていきます。
高さは一般的に10センチくらいです(人参や根菜類をやる時は20センチくらい)。
横は、道の端から50センチ、縦は道の端から20センチの大きさを目安に作ります。
最初、慣れるまでは結構な労力がいるようです!><
綺麗ですね!さすがプロ!
動画のほうがわかりやすいため、もう一度ウネ作りの作業をおさらいしたい方はこちらからどうぞ↓
※音がでるので、ご注意。
以上が今回の講習会の内容でしたが、次回は、肥料を与えて、マルチを張り、タネをまく作業があります。
そこから、水をまいたり、虫を除去したりと、週1くらいでお世話を行うという流れです。
有機野菜の収穫
今後、私が耕していくのはこちらの2ウネの区画です。
入会したのが2月だったのですが、ちょうど2月で秋冬野菜の収穫を行い、3月から春夏野菜を植えるという良いタイミングでした。
私が利用する区画では、スタッフの方が茎ブロッコリー、大根(三太郎)、ビーツ、いちごを育ててくれていました。
今年の冬が寒波で雪も降ったため、残念ながら大根、ビーツ、いちごは育たなかったとのことでしたが、茎ブロッコリーはしっかりと顔を見せてくれていました。
今回は、こちらの茎ブロッコリーを収穫しました!
茎ブロッコリーはスーパーには置いていない種類のブロッコリーであり、あまり馴染みがなかったのですが、普通のブロッコリーより甘みが強く、ちょっと茹でるとすぐに柔らかくなるという特徴があるそうです。
茹でてマヨネーズをちょこっとかけて食べるのが先生のおすすめでした^^
こんな感じで、小さめのブロッコリー1束くらいの量をいただいたので、早速、今晩食べてみます!
さらに、農園アドバイザーの方の畑から、コールラビという、紫色のカブのような野菜もプレゼントにいただきました。
初めて見る野菜です!
こちらも、甘みが強く、湯がいてマヨネーズをかけて食べるのがおすすめとのことでした。
他にも、獲れたての人参など、「ご自由にお持ちください」的な感覚でいろいろともらえたりするようなので、楽しみです♪
シェア畑で収穫した有機野菜を食べてみた!
自宅に帰り、早速、今回収穫した茎ブロッコリーとコールラビを食べてみました!
調理方法は茹でて、マヨネーズをかけるだけと、シンプル。
まずは茎ブロッコリーからいただきましたが、とっても甘く、本当にブロッコリーなの?と思ってしまうほど、深みのある味でした。
市販のブロッコリーとは全然違います!
コールラビは、じゃがいもとかぶと半分でわったような柔らかみと食感であり、同じくとても甘く濃厚でした。
シェア畑で採れた野菜ってこんなに美味しいんだ!と初めてながらの感動を受け、早く自分で育てたものを収穫したて食べたい!という気持ちが芽生えました^^
3月以降は、ミニトマト、サラダ菜、おかひじき、クウシンサイ、オクラ、きゅうり、いんげんを植え、育っていきます。
春夏野菜の植え付けから収穫までのスケジュール↓
頑張りま〜す!☆
まとめ
今回、シェア畑入会後、初めて畑で土を耕す目的や正しいウネの作り方について学びました。
作業の行い方のみならず、なぜそうする必要があるのか?の知識も得ることができたのがとても良かったです。
実際の作業は思った以上に大変そうですが、美味しい有機野菜がたくさん作れるよう、今後頑張っていきたいと思います!
(また、ちょうど今年は野菜が高騰しているので、自分に作るとお得かも、ふふ♪)
次回は肥料の量とまき方、マルチの張り方についての講義となりますので、最後こちらのブログにて様子をご紹介していきたいと思います!
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※シェア畑にご興味がある方はまずは無料の説明会から参加してみることをおすすめします。