「コールドプレスジュース」について聞いたことがありますか?多くの人にはなかなか聞きなれない言葉かと思います。
現在、世界中のセレブやダイエッターで話題になっている「コールドプレスジュース」。野菜と果物が使われたジュースですが、一般的なジュースと異なり、栄養価が非常に高いことが注目され始めた背景となります。
コールドプレスジュースの何がいいのか?スムージー・一般的な野菜やフルーツジュースとは何が違うのか?おすすめのレシピや市販品のコールドプレスジュースが購入できる通販サイトは?について、コールドプレスジュースのヘビーユーザーであり、野菜ソムリエでもある私が解説します!
目次
コールドプレスジュースって何?どこがいいの?
まずは、コールドプレスジュースってなんぞや?といったところから。コールドプレスジュースは、あらゆる種類の野菜と果物を組み合わせて作られたジュースです。
英語で「コールド(COLD)」は冷たい、「プレス(PRESS)」は圧縮するが名前の由来となります。
一般的なジュースやスムージとの最大の違いは、その製法にあります。コールドプレスジュースを作るには、まず、「スロージューサー」と呼ばれる専用の機械が必要になります。
スロージューサーにはいろんな種類があります。このような、縦向きのものもあれば、
横向きのものも。
ミキサーより構造が高度で、大きめの機械であります。楽天やアマゾンなどで購入することができ、相場は3万円〜5万円ほど(そう、意外に高いんです!)。
スロージューサーの仕組みは、低速回転の機械に野菜や果物を入れ、熱をくわえず(ここが「コールド」)、圧力をかけて圧縮する(「プレス」ですね)ところにあります。野菜や果物の果肉が分離・取り出され、果汁のみ残されます。
熱を加えず果汁を絞ることで、通常、熱により失われるビタミンやミネラルがそのまま残され、高い栄養価のジュースが作られるわけです。
使い方はとってもシンプル!
スロージューサーの使い方は、見た目以上にシンプル。まずは、ジュースにしたい野菜や果物たちを細い棒状の形にカットします。
これらを1本ずつジューサーの入口に入れます(スムーズに進まないときは付属の棒で押し込みます)。
すると、ジューサーの1つの出口から果肉が、もう1つの出口から果汁が出てきます。
全ての材料をプレスし終えたら、このように、果肉と果汁がしっかり分離します。
完成♪ね、とってもシンプルでしょ♪
工程的には誰でも簡単に作れるものでありますが、調理の手間は少々かかります。ジューサーは細かな部品によって構成されているので、それを組み立てる→材料をちょうど良い大きさにカットする→ジューサーを洗う手間暇が発生します。
私は、特に、最後の洗い物の作業が大の苦手・・・果肉がどっさり中に入っていて、それを、専用のブラシを使って綺麗に取り除くのがかなりめんどくさいです><
シンクにずっしり・・・(涙)↓
スムージーと何が違うの?
一般的に聞き慣れている言葉である「スムージー」と「コールドプレスジュース」の違いは何なのか?
スムージーは、ミキサーに野菜や果物の材料を入れてミックスします。(これらの材料だけでは水分が少ないため、水や牛乳なども加える必要があります)
このような、どろっとしたジュースが完成。
スムージーのメリットは、果肉に含まれている食物繊維が失われないこと。デメリットは、果汁だけではなく、果肉も一緒に摂ることで、簡単にお腹がいっぱいになってしまい、たくさん飲めないことです。
大人が1日に必要であると言われている野菜の量は350g、果物の量は200gですが、これを水分で薄めて、スムージーで飲むとなると、6〜7杯の量となります。とてもじゃないけど、こんなには飲めないですよね><焦
それに対し、コールドプレスジュースは、果肉なしの果汁だけなので、1日に必要となる野菜と果物のノルマをたったの1〜2杯で達成♪効率よく栄養を摂取することができます。
市販の野菜・果物ジュースと何が違うの?
では、大手ジュースメーカーであるカゴメやデルモンテなどの市販品のジュースとコールプレスジュースは何が違うのか?
市販のジュースにはよく、200mlのジュースパックの全面に「1日分の野菜が摂れる」などの記載がありますが、これにはちょっとしたトラップがあります。
市販の野菜ジュースの製造方法は、大きな機械に野菜とジュースを放り込み、長時間煮込んでから、加熱・殺菌の処理を行うのが最大の特徴。しかし、この製法では、材料に熱を加え続けることによって、野菜と果物のビタミン・ミネラルはほぼゼロに・・・><
なので、1日分の野菜=350gの野菜が含まれているのは本当でありながらも、空っぽな、栄養がほとんど残っていない、水のようなジュースを飲んでいるというわけです。加えて、味をよくするために様々な添加物が加わることもあるので、正直、野菜ジュースを飲むのであれば、水を飲んだほうがいいし、極力手間をかけたくないのであれば、なんでもいいから、生野菜を丸かじりしたほうが断然いいです。
市販の野菜ジュースと比較すると、コールドプレスジュースは栄養価が高く、添加物ももちろん無添加。また、本来の野菜・果物の旨味を楽しむことができます。
話題のジュースクレンズとは?
「ジュースクレンズ」といったワードを耳にしたことはありますか?「クレンズ」は、英語で「洗浄」であり、コールドプレスジュースを使って「体の中を洗浄する」という意味があります。
私たちは、毎日の食事を通じて、大量の不純物を摂取しています。この不純物を一気に取り除き、体の中をリセットするために、一定期間、コールドプレスジュースだけを飲んで生活する「ファスティング」などが注目されています。
ジュースクレンズやファスティングなどを通じて、消化器官への負担を軽減して、余分なものを排出し、今後の生活で様々な栄養素をより吸収しやすい身体作りが行えるというわけです。
妊活中であり妊娠前に身体をリセットしたい、デトックスダイエットに挑戦してみたいそんな人に特におすすめ!1〜3日間ジュースクレンズを行うことで、健康的な身体を手に入れることができます。
コールドプレスジュースのメリットとデメリットまとめ
コールドプレスジュースの良し悪しを簡単にまとめると
メリット | ・スムージーや市販のジュースと比較をすると栄養価が極めて高く、1日の野菜と果物のノルマを効率よく簡単に達成することができる ・果肉なしの果汁のみのジュースであるため、飲みやすく、たくさん飲める ・添加物や水などの余分な水分が無添加 ・自身の好みの野菜や果物の組み合わせは無限!いろんな味を楽しむことができる ・ジュースクレンズやファスティングを通じて身体のデトックスをすることができる |
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デメリット | ・スロージューサーを使った調理が大変(ジューサーをセット、野菜をカット、洗い物の大量発生) ・フロージューサーの機械の調達が必要(値段が高いため、初期投資がいる) ・野菜と果物が大量に必要(例えばにんじんジュースだと、1Lの果汁を作るのににんじん2kgほどが必要) |
コールドプレスジュースは、1日において野菜や果物をあまり食べず、栄養不足が気になる人に特におすすめ!野菜料理を一切とらずにも、ジュースだけで野不足を解消することができます。
ある程度時間に余裕がある人で、スロージューサーを購入する意向がある人は、自家製のコールドプレスジュース生活をスタートしてみるといいかと思います。
また、野菜や果物は普段からほどよく食べていて、少々補うというような位置付けの場合には、スムージーのほうがいいでしょう。置き換えダイエットなども、コールドプレスジュースだと満腹感が出ないので、スムージーのほうが合います。
市販の野菜ジュースについては、個人的には飲まないのがおすすめ。水やお茶などが飽きてしまった場合、ちょっと味を変えたい!といった時には良いですが、栄養を摂るといった目的で飲むのは全く効果がありません。
(合わせて読みたい)
【ダイエットに最適】野菜宅配でスムージー&ジュース生活をスタート!
おすすめのコールドプレスジュースレシピ
コールドプレスジュースの栄養価や作り方についてある程度わかったところで、私がおすすめする野菜と果物の組み合わせをご紹介します!
にんじん+ほうれん草+りんご+みかん+ほうれん草
にんじんとりんごは黄金の組み合わせです♡甘みが強めなので、少しレモンを絞って飲むとなお良いです^^
ビーツ+にんじん+りんご+ケール
ビーツは、ヨーロッパ発祥の野菜ですが、野菜の中でもとても高栄養であることで有名です。日本でも最近になってちょこちょこ手に入るようになりました。ビーツ・にんじん・りんごは全て甘みがあるので、少しケールを足してあげることで、程よい苦味が出て、飲みやすくなります。
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私はだいたいこの2つのレシピを交互に実践!トマト、バナナ、マンゴーなどの果肉が柔らかい野菜や果物はコールドプレスジュースには向きませんが、にんじん、りんご、ビーツ、なし、パプリカ、かぼちゃ、ブロッコリー、葉物野菜などは使いやすいとされています。ぜひ自身の好みを見つけてみてくださいね!
また、もう一点、コールドプレスジュースには大量の野菜と果物が必要です。1Lのジュースを絞り出すのには、2〜3kgの材料が必要となります。一般スーパーでキロ単位で野菜と果物を調達するのは結構難しいことから、材料集めは、ジュース用の野菜を販売している業務用の宅配サービスがおすすめです。
あまり多くはありませんが、私がこれまでいろいろと試してきて中で、野菜の質(しかも無農薬&無化学肥料の安全安心なもの)とコスパのバランスがよかったのは「おーがにっくがーでん」でした!
(ご参考までに)
・おーがにっくがーでんの公式サイト
・おーがにっくがーでんのメリットとデメリットを解説!
・おーがにっくがーでんでお試し野菜セットを購入!
・おーがにっくがーでんの定期野菜セットを注文!
おすすめのコールドプレスジュースの通販サービス
コールドプレスジュースは素晴らしい!感銘を受けたけど、なかなか自身で作る時間が取れない・・・そんな人におすすめができるのは、コールドプレスジュースの外注サービス、いわゆる、コールドプレスジュースの通販です。
欧米では現在コールドプレスジュースの大ブームが起きており、たくさんの会社が製造をしていますが、日本ではまだそこまでポピュラーではありません。多くはないですが、コールドプレスジュースを自宅まで宅配してくれる通販がいくつか存在します。
私が実際にお試ししたことがあって、おすすめができるサービスは3社!
No.1 U.R.GREEN
U.R.GREENは、20種類以上のコールドプレスジュースを販売している、コールドプレスジュースの専門店です。
全てのジュースが添加物や水は無添加、ソムリエが監修しパーフェクトな野菜と果物の組み合わせを作り上げました。野菜と果物はオーガニックではありませんが、全て日本産の厳選されたもの。
どのジュースが自身に合うかについては、ウェブサイト上、簡単な診断ができるので、そちらを参考にすることができます。
実際にお試ししてみた感想は、物によってちょっと飲みづらいものがありましたが、全体的には甘みが強く、とても美味しかったこと!バラエティー豊かなので、いろいろな種類をトライしてみることで、自身の好みを探ることができます。
・U.R.GREENの公式サイトを見る
・U.R.GREENのコールドプレスジュースのお試しセットを注文してみた!
No.2 KALE FARM(ケールファーム)
KALE FARM(ケールファーム)は、葉物野菜であり、栄養価抜群の「ケール」に特化したコールドプレスジュースの宅配サービスです。
無農薬・無化学肥料といった完全オーガニックで栽培されたケールに、水分や添加物を一切加えずに作られた、ケールの絞り汁です(一般的に「青汁」と呼ばれるもの)。
ケールジュースであっても、アレンジがいくつかあり、ケールだけが使われたもの(「ケールストレート」)、ケールにりんごやオレンジ、パイナップル果汁が加わったものもあります。
ケールが元になっているので、独特な苦味があるのが特徴。決して飲みやすくはありませんが・・・牛乳、豆乳、甘酒、その他のジュースなどと割ると意外とイケます☆美味しいから飲むのではなく、健康のために飲む青汁という位置付けとなります。
また、KALE FARM(ケールファーム)はケール以外にももう1種類、にんじんのコールドプレスジュースも販売しています。サブ商品ですが、こちらは、甘くて劇ウマ♡
全て冷凍パウチの状態で届くため、冷凍庫に常にストックしておけるのも便利です。コールドプレスジュースの通販を利用したい人は一度はトライしてほしいサービスです。
・KALE FARM(ケールファーム)の公式サイトを見る
・KALE FARM(ケールファーム)を2週間利用してみた!感想は?
No.3 Farm&Storyにんじんジュース
最後におすすめしたいジュースは、Farm&Storyのにんじんジュース。こちらは、厳密に言うとコールドプレスジュースではありませんが(食物繊維がたっぷり含まれる果肉も少々入っています)、こだわりの製法で仕上げられた超高級なにんじんジュースです。
作り方は、人参を専用の蒸し器に入れて、短い時間でどろどろとしたペースト状に仕上げています。この製法のおかげでポタージュのようだけど、同時にサラサラした食感のにんじんジュースが完成します。
にんじんは愛知県産の100%無農薬と無化学肥料、添加物は一切不使用(減量はにんじん、りんご、レモン、梅のみ)。
これまで私が飲んだ経験があるにんじんジュースの中でFarm&Storyにんじんジュースは間違いなくno.1!ダントツに美味しかったです!にんじん好きの人には、人生に一度は飲んでほしい奇跡のジュースです^^
コールドプレスジュースに興味が湧いた方はまずは市販品でもいいので、自身に合う合わないをぜひ試してみてください♪