東南アジアを中心に栽培されているココナッツ。近年の研究結果で抜群な栄養を含んでいるスーパーフルーツであることが判明しました!
以前は、栽培地域近辺で親しまれていたココナッツですが、直近では欧米で大ブームを引き起こし、現在は日本でも広くココナッツ製品が販売されるようになりました。
ココナッツには、ココナッツウォーター、ココナッツオイル、ココナッツクリーム、ココナッツミルク、ココナッツファインなどの食品とココナッツを原料とした様々な化粧品が存在します。これらの何がいいのか?おすすめのレシピや使い方は?について、ココナッツファン歴2年の私が自身の経験をもとにご紹介します!
目次
ココナッツとは?どんな種類があり、それぞれの栄養価は?
ココナッツはヤシ科に分類される植物であり、ココヤシの果実です。
ココナッツオイル
ココナッツオイルは、ココナッツの実から抽出された油です。ココナッツうぃ圧搾→圧搾によりでた液体から油分を分離→不純物を排除させるために濾過をして完成します。
ココナッツ製品の中では最もたくさんの栄養を蓄えているのがこのココナッツオイル。
脂肪分が豊富であるのが特徴ですが、この脂肪は飽和脂肪酸の分類に入る「中鎖脂肪酸」と呼ばれるものであり、体内で消化と吸収がしやすい、良質な脂肪分であります。身体のそもそもの脂肪を燃焼してくれる素敵な効果があります。
脂肪が脂肪を殺す!そう、ココナッツオイルはダイエットの大きな味方なのです♪
ココナッツオイルの形状は、イメージとしてはバターとオリーブオイルを足して割ったようなもの。そのままでは食べられず、料理に使われることが多いです。バターの大体としてココナッツオイルを使って炒め物を作る、お菓子などに入れる、パンにちょこっと塗るなどをするのがおすすめです。
ココナッツのほのかな甘みが感じられ、料理の味わいがワンランクアップします^^
ココナッツクリーム
ココナッツクリームは、ココナッツの実を刻んだものに乳または水を1:1の割合で混ぜたものです。こちらを煮沸してから水分を分離させてから、冷めるまで寝かせます。
分離した水分はココナッツミルクに、残った部分はココナッツクリームになります。名前のとおり、形状は、クリーム状(ムース状)のものです。
ココナッツクリームは、脂肪分が20%以上あるのが特徴。ココナッツオイルと比較すると「中鎖脂肪酸」の量は少なめですが、味わいがよりマイルドで、より幅広い料理に使えるのがココナッツクリームのよさです。
(おすすめは野菜ポタージュやカレーにたっぷりインすること!上質な甘み&クリーミーな出来上がりが期待できます)。
ココナッツミルク
ココナッツミルクは先ほどのココナッツクリームを作る工程で出来上がります。
ココナッツミルクには脂肪分が約17%近くあります(ココナッツクリームよりは低め)。
ココナッツクリームもココナッツミルクも、脂肪分が多いことから、生で食べるのはあまりおすすめではなく、一般的にはカレーやスイーツに使われることが多いです。
しかし、最近では、脂肪分を減らし、水の割合を増やした、そのままでも飲みやすいココナッツミルクも販売されています。
栄養価は、ココナッツクリームと同様に、脂肪分多めの抜群なダイエット効果があるスーパー食品です☆
ココナッツウォーター
ココナッツウォーターは、ココナッツの実のど真ん中に入っている純粋な液体であり、前者のココナッツ製品に含まれている脂肪分は全く含んでいません(加えて、低カロリー)。
ミネラル、ビタミン、酵素が豊富に含まれているのが特徴であり、「天然のスポーツドリンク」と呼ばれています。特に、ミネラルの一種であり、血圧の低下・脳卒中の予防に効果的だと言われている「カリウム」を豊富に蓄えています。
身体の不純物を取り除いてくれる、抜群なデトックス効果があるのがココナッツウォーター。わざわざ料理と一緒に取り入れる手間がいらず、水代わりに、手軽なかたちで飲めるので、忙しく、なかなか自炊に手が回らない方におすすめができます。
ココナッツファイバー
ココナッツファイバーは、ココナッツオイルを絞った後の余った果肉を粉末にしたモノ。乾いたチップスのような見た目をしています。
ココナッツファイバーには、
・ココナッツファイン:粗挽きにしたモノ
・ココナッツロング:細切にしたモノ
・ココナッツパウダー:粉末にしたモノ
・ココナッツフレーク:フレーク状にしたモノ
と、形が若干違う製品がいくつかありますが、それぞれが含んでいる栄養価は同様。
ココナッツファイバーには食物繊維がたっぷり詰まっているため、便秘予防策として抜群!食後の血糖値を緩やかにさせる働きや血中のコレルテロールの値を抑える効果もあります。
ココナッツファイバーは、ヨーグルト、シリアル、アイス、パンケーキ、クッキー、パイなど、スイーツに使われることが一般的。誰でも一度は食べたことがある食感なのではないでしょうか♪
ココナッツシュガー
最後にご紹介したいココナッツ製品はココナッツシュガー。大粒の、茶色が特徴的な砂糖です。
ココナッツシュガーは、ココナッツの果実ではなく、ココナッツの花の蜜より作られます。蜜を煮詰めてから、成分を凝縮して出来上がります。
ココナッツシュガーの良いところは、GI値が低いため、食事中の血糖値の上昇を抑えられること。それから、ミネラル、鉄分、カリウム、マグネシウム、亜鉛、リン、食物繊維、ビタミンB群、アミノ酸が豊富な、ヘルシーシュガーである点にあります。
カロリーは一般的な砂糖と同じくらいで、決して低くはありませんが、脂肪燃焼の働きをするため、砂糖でありながらも、ダイエット効果を見込むことができます。
他にも、含んでいる豊富な栄養価から、美容効果、老化防止、安眠効果、ストレス防止効果も得ることができます。
味わいも、甘ったるくなく、すっきり爽やかな甘さが特徴的。普段グラニュー糖を使っている方は今からココナッツシュガーへ転換しましょう^^
化粧品
ココナッツは、スキンケアやヘアケアなど、化粧品としての使用用途もあります。使われるのは、アンチエイジングや美肌効果があると言われている「ココナッツオイル」。同じココナッツオイルを食用・化粧品ともに使用することができるのです。
ココナッツオイルには、身体をウイルスや菌から予防してくれる「ラウリン酸」、肌の保護・美肌効果・抗酸化作用がある「ビタミンE」、体内の脂肪を燃焼してくれる「中鎖脂肪酸」が含まれているため、直接肌や髪の毛に塗ることも推奨されています。
また、ココナッツオイルが少々配合されているような化粧品も販売されています。
なぜココナッツ製品がおすすめなのか?
第1章では、世にどんなココナッツ製品が存在するのかをコンパクトにまとめました。ココナッツ、特にココナッツオイルには、脂肪燃焼効果や免疫向上効果がある「中鎖脂肪酸」が含まれていることがわかりましたね。
ココナッツ製品の主な効果を再度まとめると・・・
① 殺菌効果
ココナッツオイルが含んでいる「ラウリン酸」にはあらゆる菌やウイルスへの殺菌効果があります。
② 免疫向上
先ほどの「ラウリン酸」には、人間の身体を細菌から守る=全体的に免疫力を高めてくれる効果があります。風邪予防などが期待できます。
③ アルツハイマー・ガン予防
中鎖脂肪酸は、体内に吸収と分解をした後、活性酸素を排除する役割がある「ケトン体」という成分に変わります。活性酸素がたまると、身体が老化し、脳へのダメージが出たり(アルツハイマーなどの病気を促す)、がん細胞の増殖などがより頻繁に起こるようになります。
「ケトン体」は、老化を始めとする、様々な病気を予防してくれる効果があります。
④ 内臓脂肪の燃焼効果
ココナッツオイルには、満腹感を感じさせる、食欲減少効果や体内の脂肪を燃焼させてくれる効果があるため、ダイエットにうってつけを言われています。
だからと言って、毎日大量にココナッツオイルを摂取するのはNGですが、いつも使っている炒め油をココナッツオイルに置き換えるだけで十分な効果を得ることができます。
ココナッツを使ったおすすめレシピ
身体を健康にしてくれる効果があるココナッツ。ココナッツウォーターなど、手軽に摂取できるものもありますが、ほとんどは、料理に使う製品となります。
ココナッツミルクやココナッツシュガーを使ったことがない人にとっては、何をどう活用すればいいの?と迷ってしまう部分があるかと思います。
私がおすすめする、各ココナッツ製品の使い方は:
・ココナッツミルク:カレー、カルボナーラなどのクリーム系パスタ、スープ、シチュー、プリンやパイなどのお菓子など
・ココナッツクリーム:グリーンカレー(ココナッツミルクを利用するよりこってりに仕上がる)、かぼちゃなどと合わせた炒め物、アイスやシャーベット、パンやクッキー、パスタなど
・ココナッツオイル:普段使っている炒め油やバターなどと代用、パンケーキやフレンチトースト、ケーキ・マフィン・クッキー・アイスなどのお菓子、コーヒー(1スプーンイン)など
・ココナッツファイン:あらゆるスイーツに
・ココナッツシュガー:普段使っている砂糖と代用
そんな中、私が何度もリピートしている特におすすめのレシピはこちら!
ココナッツミルク&シュガー&ファインを使ったケーキ
材料:
・ココナッツオイルまたはバター250g
・ココナッツシュガーまたはその他の砂糖100g
・小麦粉200g
・卵4個
・ココナッツミルク200ml
・ココナッツファイン150g
・バニラエッセンス小さじ1
・ベイキングパウダー小さじ2
・重曹小さじ1/2
作り方:
①ココナッツオイル(バター)と砂糖をボウルに入れ、白っぽくなるまですりつぶす。
②バニラエッセンスを加える。
③卵を1個ずつ割り入れ、しっかり混ぜる。
④小麦粉、重曹、ベイキングパウダーを入れ、混ぜる。
⑤ココナッツミルクを入れ、玉がなくなるまで混ぜる。
⑥混ざりきったら、ココナッツファインを入れ、ざっくり混ぜる
⑦160度に予熱したオーブンに1時間ほど焼けば完成!
お好みで、バター&チョコレートを湯せんで溶かしたもの+くるみやアーモンドなどのナッツをかけてるとよりスイーツ感が増します♡
お味は、とってもしっとり!しっかりとココナッツ感を感じることができるけど、甘すぎない、バランスの良い、ヘルシーココナッツスイーツです。毎日食べても飽きないですよ♪♪
ココナッツファインを使ったオートミールクッキー
材料:
オートミール200g
ココナッツロング100g
小麦粉100g
アーモンドオイルまたはバター125g
アーモンド10粒
レーズン・クランベリー80g
はちみつ大さじ3
重曹小さじ1/2
作り方:
①アーモンドを砕き、小麦粉、重曹と混ぜ合わせる。
②オートミール、ココナッツロング、レーズン・クランベリーを入れてさらに混ぜる。
③ココナッツオイル(またはバター)とはちみつを鍋に入れ、液体状になるまで温める。水大さじ1を加える。
④②のボウルに入れ、混ぜ合わせる。
⑤5〜6cmの大きさの平べったい丸を作り、クッキングペーパーの上に置く。
⑥150度に予熱したオーブンに入れ、15分焼く。
ココナッツが香り高く、ココナッツロングとオートミールのかりかりした食感が最高♡一度作ったらまた焼きたくなる、不思議な癖のあるクッキーです☆
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いかがでしたか?ココナッツの魅力を感じていただけたでしょうか?ココナッツ製品は、それ以外の代替製品と比べるとちょっとお値段が高いですが、出費なしには健康への投資はできません。
少しでも共感いただけたのであれば、まずは何か一つからでもいいので、ココナッツライフを初めてみてください^^♪
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