さいたまヨーロッパ野菜について耳にしたことがありますか?埼玉県民であれば、スーパーやレストランにてちょこちょこアピールされているので、聞いたことがあるかもしれませんね!
さいたまヨーロッパ野菜とは、さいたまヨーロッパ野菜研究会が栽培と販売をしている、ヨーロッパでよく食べられている、日本ではやや珍しい野菜たちです。
私は、日本歴20年のポーランド人であり、ヨーロッパの野菜については少しばかりは知っています(野菜ソムリエの資格も持っているので、その知識も合わせて)。
さいたまヨーロッパ野菜を知ったのは、家族で自宅近くのレストランを訪れた際。注文した料理になかなか珍しい野菜を使っているな〜とふと気になり、店員さんに聞くと「さいたまヨーロッパ野菜の野菜を使っています」とのこと。そこから、一体どんな野菜なんだろう〜?と興味を持ちはじめたのですが、後日、いつも通っているイオンモールのスーパーの売り場にても発見!
ヨーロッパ人、それから野菜オタクとしてはこれはもう買ってみるしかない!そんなこんなで気になった種類を大量に買い込み、調理してみました。すると、日本で販売されている一般的な野菜とは違う美味しさと楽しみを見つけることができました♪
本記事では、さいたまヨーロッパ野菜とは?について概要をご紹介するとともに、実際に買って、調理して、食べてみた感想も写真付きの口コミレビューでご紹介します!
目次
さいたまヨーロッパ野菜とは?どんな野菜があるの?
さいたまヨーロッパ野菜は、さいたま市内の13名の若手農家さんから構成されている「さいたまヨーロッパ野菜研究会」が栽培と出荷をしています。
団体が独自で設定した厳しい基準を設けて、栽培・出荷活動を行なっています。
具体的にはどんな野菜があるの?については、以下ご参照ください↓
その数、25品種☆年間を通じて、それぞれの栽培・収穫時期になるとお店に並びます。
なお、生産者さんはどんな人??こちらがさいたまヨーロッパ野菜研究会の皆様。確かに若い!若い農家さんってなんだか応援したくなりますよね^^
さいたまヨーロッパ野菜研究会のそれぞれの生産者さんのお顔をじっくり拝見!
農家さん①小澤さん↓
担当野菜:
ロメインレタス、ゴルゴ、カーボロネロ、ビーツ、ヤングコーン、オクラ、リーキ、西洋ナス
農家さん②森田さん↓
担当野菜:
フリアリエッリ、チーマ・ディ・ラーパ、ロマネスコ、花ズッキーニ
農家さん③木村さん↓
担当野菜:
カステルフランコ、カリフローレ、ぷちピー、カラフルニンジン
農家さん④池田さん↓
担当野菜:
サボイキャベツ、ラディッキオ、プンタレッラ、カーリーケール、バジル
農家さん⑤高橋さん↓
担当野菜:
グリーンフリル、ルーコラ・セルバーティカ、スカーレットフリル、ルーコラ
農家さん⑥関根さん↓
担当野菜:
スティッキオ、カリフローレ、スイスチャード、カーボロネロ、プチヴェール
農家さん⑦神田さん↓
担当野菜:
カラフルニンジン、バジル、カラフル大根
農家さん⑧関根俊太郎さん↓
担当野菜:
カラフルミニトマト、トマトベリー
農家さん⑨小島さん↓
担当野菜:
カラフルミニトマト、トマトベリー
農家さん⑩若谷さん↓
担当野菜:
アスパラガス、モロッコインゲン、くわい
農家さん⑪金子さん↓
担当野菜:
リーキ、フリアリエッリ
農家さん⑫小林さん↓
担当野菜:
リゾット米
農家さん⑬飯田さん↓
担当野菜:
イタリアなす、ミニパプリカ
皆様爽やか♡それから、やっぱり聞いたことがない野菜ばかりですよね!「ぷちピー」とか何気に可愛い名前のもあるし(笑)。
知らない野菜に出会うのはめちゃくちゃ楽しい♪てなことで、早速スーパーに出向き、さいたまヨーロッパ野菜を探していきたいと思います!
さいたまヨーロッパ野菜:現物はこれ!
そんなこんなで、近くのイオンモールにやってきました。イオンは、産直野菜やオーガニック野菜(有機野菜)など、他のスーパーにはあまり置いていないような特殊な野菜たちも取り揃えています。
さいたまヨーロッパ野菜はいつも売り場の端っこのオーガニック野菜の側に置いてあります。
時期によって、その時々の旬の種類が置いてあるのが特徴。また出荷の原因か?数種類しか販売されていないときもあれば、数十種類に渡る時も。
興味がある野菜と出会えるかは運命とも言えますが、私はイオンに出向く度に、今日はどのさいたまヨーロッパ野菜が置いてあるんだろう?といつも積極的に見に行っています。
続いて、これまで私が購入したさいたまヨーロッパ野菜で特におすすめなものをいくつかピックアップしてご紹介します!
さいたまヨーロッパ野菜を食べてみた!
おすすめ①バターナッツかぼちゃ
バターナッツかぼちゃは主に西洋で栽培されているひょうたん型のかぼちゃの品種です。日本のかぼちゃと比べると身が柔らかく(めちゃ簡単に切れます)、ジューシー。カットすると、表面から汁が出てくるくらい!本当に!
バターナッツかぼちゃは、一般的なかぼちゃより断然と強い甘みがあります。なので、ポタージュやスイーツなどに使うのがベストマッチ♪逆に、和風の煮込み料理にはあまり合いません。
私はバターナッツかぼちゃの大大大ファン!普通のかぼちゃより100倍美味しいんですもん♡売り場で見かけると必ず買っちゃいます。
そんなバターナッツかぼちゃのおすすめレシピは、ココナッツミルクやオレガノ・パプリカパウダーなどの調味料を加えたポタージュスープ。
普通のかぼちゃでは表現ができないなめらかな口どけと甘みがホントたまんないんです!ポタージュが好きな人は是非一度バターナッツかぼちゃを試してみてください^^
おすすめ②ミニロメインレタス
ロメインレタスは、スーパーのレタスコーナーに普通に並んでいることもあるほど、一般的な知名度を獲得しているレタスの一種です。知らなかっただけで、起源はヨーロッパだったんですね!
さいたまヨーロッパ野菜のロメインレタスはこちら!緑色と紫色の綺麗な2色です。
ロメインレタスは、一般的なレタスと比べて葉っぱが細く柔らかく、そして少しだけ苦味があるのが特徴。さいたまヨーロッパ野菜のものはどうなのか?
個人的には苦味とえぐみは少なめだと思いました!
なので、火を通さず、生で、サラダとして食べても普通に美味しい。レタスほどシャキシャキ感がなく、口どけが柔らかい・食べやすいと感じましたね!
一般的なレタスとロメインレタス、どっちを選ぼう?と迷った場合には、どっちも買って、2種類を混ぜるといろんな食感と味が楽しめますよ♪
③コールラビ
コールラビは地中海出身の、カブのようなちょっと不思議な見た目の野菜です。
頭に毛が生えたみたいで可愛い♡笑
調理方法は生でも茹でてもOK!食感と味は大根に近いと言われています。
私がコールラビを食べるのは二度目!以前は、有機野菜宅配サービスの「らでぃっしゅぼーや」で体験しました(らでぃっしゅぼーやはたま〜に珍しい野菜を届けてくれます)。
今回、せっかくなので、生&茹でての、味比べをしてみました。まずは生!
思っていた以上に甘い!味は、大根というよりかぶに近いですね。それから、シャキシャキ感があり、とってもみずみずしい。そのままでも美味しいし、塩やマヨネーズをつけても合いますね☆
続いては茹でてみて!
茹でると甘みが増しますね〜!甘く、ジューシーで、スープなどにも良いかも♪大根やかぶが飽きた人はコールラビに移管しましょう^^
④チーマデラーパ
イタリアの秋冬野菜の定番であるチーマデラーパ。茎が太いほうれん草のような見た目です。
おすすめの調理法は下茹でしてにんにくやオリーブオイルで炒めることなんだとか。芯が固めのようなので、まずはクタクタになるまで茹でるのがいいそうです!
今回、アドバイスされていた通り、まずはしっかりと茹でました。で、サラダ風に、大好きなバルサミコに絡めてみました!
ん〜・・・ちょっと硬い?多分、茹で加減が足りなかったんだと思います><味自体は、ほうれん草と春菊を足して2で割った感じかな?葉物の独特な味わいがありますが、個人的には結構好きです!うちの主人は正直にまずいって言っていましたが(笑)。
ただ、間違いなく、新しい食感!って感じなので、気になった方は是非一度トライしてみてくださいね^^
⑤ロマネスコ
ブロッコリーやカリフラワーの仲間であるロマネスコ。
何より見た目が美しい♡イタリアあたりにこういう建造物ありそうですよね(笑)。
ロマネスコはこりこり&しゃきしゃき食感が特徴であり、温野菜として、スープに、炒め物、パスタになど、幅広いレシピに活用することができます。
今回は、ちょうどクリスマスの時期ということもあって、チーズフォンデュを準備したのですが、贅沢に、ロマネスコチーズに♡
こ〜れはもうたまらぬ♡♡文句なしの美味しさ♡
ロマネスコ自体は、カリフラワーより少し味が薄く、少し固めです。どっちが美味しいのか?というところでは、正直カリフラワーかな?笑 でも、さっぱりした感じを求める人はロマネスコの方が相性が良いと思います!
⑥スイスチャード
おすすめしたい最後のさいたまヨーロッパ野菜はスイスチャード。カラフルな茎が特徴的な、主にサラダに使われる葉物野菜です。
ご紹介したサラダ野菜のロメインレタスよりえぐみが少なく、生で食べるのに最適なスイスチャード。もちろん、炒めものやスープと合わせてもOK☆
スイスチャードのありのままの味わいを楽しみたかったので、定番のサラダにしました。
他の野菜も加えてみて、見た目も華やか♪お味は・・・うん!確かに、葉物にしては甘みがあります!葉っぱも茎も!食感は少しルッコラ的な感じで、柔らかみがあります。
生でサラダで食べたい場合にはうってつけ!また確実にリピートします♪
セール品をあされ!
以上な感じで、私が特に気に入っており、読者さんにおすすめしたいさいたまヨーロッパ野菜をご紹介させていただきましたが、さいたまヨーロッパ野菜はまだまだ日本人には馴染みがなく(購入する前に、そもそもどうやって調理すればいいの?の疑問が出てくる)、売れ残ることがよくあります。
とのことで、野菜の見切り品コーナーなどを見ると大体登場します。今回も、通常198円するチーマデラーパがお買い得な50円に!ただ同然、これはもう買うしかない。
その日中に調理すればまだ美味しく食べれますし、さいたまヨーロッパ野菜にちょっと興味あるけど、なかなか手がでない・・・そんな方はまずセール品から試してみるといいかと思います!
コンクールも実施中!
ちなみに、さいたまヨーロッパ野菜研究会は、定期的に料理コンテストも実施しています!プロ部門、学校給食部門、一般部門(アマチュア)の3つがあります。
さいたまヨーロッパ野菜と指定の調味料を1つずつ使ったレシピ(オリジナルである必要あり)を競い合うコンテストです。
料理が好きで、是非私のレシピを世にお披露目したい!そんなあなたは一度応募してみてくださいね♪
(詳細はさいたまヨーロッパ野菜の公式サイトに随時載ってきます。)
私は、バターナッツかぼちゃのココナッツミルクポタージュがちょっとした自信作。こちらのレシピで応募しようとしたところ・・・見事に応募期限を見逃しました(笑)。また次年度の大会を心待ちにしたいと思います!^^
さいたまヨーロッパ野菜の口コミ体験談まとめ
本記事では、さいたまヨーロッパ野菜とは?や実際に食べてみた感想をご紹介させていただきました。いかがでしたか?
ヨーロッパで食べられている、日本ではちょっと珍しい野菜に出会えるチャンスです^^ どの種類も独特の旨味があって食べ応え抜群!
なお、珍しいお野菜であるため大量生産が難しいのか?お値段は普通の野菜と比較して少し高めですが、この値段を出す価値は絶対ある!野菜好きであればきっとそう思うはずです。
地元の農家さんを応援できるチャンスでもありますし、埼玉県民のあなた!スーパーやレストランで見かけたら是非是非一度試してみてください♪♪