【スーパーフード野菜・種子編】ゴジベリー(クコの実)の健康効果がすごい!

スーパーフード野菜・種子編:ゴジベリー(クコの実)9

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スーパーフード野菜・種子編:ゴジベリー(クコの実)9

中華料理の定番デザート、杏仁豆腐などにトッピングされる赤い実、ゴジベリー(クコの実)。

このゴジベリーは、中国でははるか昔から”不老長寿の薬”と呼ばれ、漢方薬として使われていたことをご存知ですか?

かつては栽培地である中国やモンゴルを中心に親しまれていましたが、現在では、その高い栄養価と健康効果が大注目を受け、スーパーフードに認定。物流が整っている今、ゴジベリーは世界各国へ渡り、愛用されています。

そんなゴジベリーとはどんな食材なのか?具体的にどういった栄養を含んでいて、どういった健康効果があるのか?美味しい食べ方・レシピは?について、スーパーフードを徹底研究中の野菜ソムリエが解説しました!

記事を書いた・監修した人

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秋本マグダレナ。

野菜ソムリエ/野菜コーディネーター/オーガニックアドバイザ―/食育実践アドバイザーの資格を持つ。
現在、スーパーフードプランナー取得のために猛勉強中。
ポーランド出身であることから、欧州を中心とした、世界の食&健康トレンドをブログ「野菜人」で発信中。

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目次

ゴジベリーの驚くべき栄養価と健康効果は?

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ゴジベリーは、ナス科クコ属に属する植物です。

このような、赤く、細長い実が特徴であり、乾燥して、ドライフルーツといったかたちで主に販売されます。

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生産地は中国が中心ですが、一部モンゴルやチベットなどの東アジアの国でも採れます。

このゴジベリーは、中国では、3000年以上も前から、食材以上に薬という位置付けで親しまれており(滋栄強壮効果がある漢方薬、「くこし(枸杞子)」として使われていました)、中国の伝統医学の古書である「古薬網目」にも、長寿の薬として注目されていました。

また、精力効果があることから、中国では昔から、「旅に出る夫がゴジベリーを食べると浮気をする」といった迷信もありました。

現在でも、ゴジベリーをたくさん摂取している中国の寧夏省では、寿命が100歳以上の人が多く、また、女性の肌つやがよく、見た目が若い人が多いのが特徴です。

なお、日本にゴジベリーが紹介されたのは平安自体あたりであり、中国経由で入ってきたと言われています。

ゴジベリーの優れた栄養価は?

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ゴジベリーは、体の不調を全体的に和らげる、総合的な健康効果があります。

期待できる主な効果は:
・免疫機能の向上
・糖尿病や心臓病などを治療する
・生活習慣病を予防する
・活力や精力を高める
・肝臓を保護する
・血圧を低下させる
・コレステロール値を低下させる
・視力をよくする
・発ガン物質を抑える
・アンチエイジング(長寿、美肌・美白)に役立つ

これを見ると、ほとんどの病気や身体の不調に効果的なのでは?と思ってしまいますよね!

でも、なぜゴジベリーがここまで優れた食材に仕上がっているのか?それは、含んでいる栄養素が素晴らしいから。

ゴジベリーには、

・9種類の必須アミノ酸(=体内では作ることができない貴重なたんぱく質源)
・β-カロテン、β-システロールをはじめとする、20種類以上のミネラル
・ビタミンB1, B2, Eなどのビタミン類

などがバランスよく含まれているだけではなく、他にも、

抗炎症作用があるベータシトルテロール、アンチエイジングに効果的である、セスキテルペノイド(長寿に関わるHGHホルモンの分泌を促す)、肝臓を修復させるベタイン、滋養強壮効果が期待できるフィリイエン、ゼアキサンチンなどが配合されています。

ここまでたくさんの栄養素が一つの食材に集中するのは珍しいくらい!そのため、ゴジベリーは現在、スーパーフード界で誰もがまず最初に出す、スーパーフードの中でも優れものなんです。

なお、一点注意点としては、ゴジベリーは、女性ホルモンを促す役割があり、月経促進や人工中絶の作用があります。なので、妊娠中・授乳中の人は過剰摂取は気をつけて!全く食べちゃダメ!といったわけではありませんが、なるべく控えめにするといいです。

また、ゴジベリーには、血圧を下げる効果があるため、もともと血圧が低い人は、更なる低下へつながってしまう可能性があるため、要注意です。

ゴジベリーのおすすめの食べ方と選び方

ゴジベリーは乾燥した実(ドライフルーツ)、粉末、ジュース、油などの製品にされていますが、日本で見かけるゴジベリーは99%ドライフルーツであり、このような、パックで販売されることがほとんど↓

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なので、本記事では、ゴジベリーの実に集中して、その使い方をご紹介したいと思います。

あ、あとそうそう、良質なゴジベリーの選び方について。なるべく以下の3ポイントを意識してみてください!

・はるべくオーガニック(有機栽培)のものを!
→有機以外のものには、化学農薬が使われている可能性が高いため、安全性と栄養価の高さを優先して、できる限りオーガニックのものを選びましょう

・乾燥しきっていない、しっとりめのものを!
→でも、濡れすぎててもダメ。乾き&濡れのバランスの良いものを探してみましょう。

・色が真っ赤すぎないものを!
→赤すぎのものは、化学薬品で色付けされていることがあります。

どこで買えるの?

ゴジベリーは、大きめの一般スーパーだと取り扱いがあることが多く、だいたい、ナッツや種系の食材があるところに置かれています。

でも、有機栽培のちょっとこだわりのものは、普通のスーパーでは残念ながら購入することができません。オーガニック食品店・自然栽培食品店などの専門店や通販などを利用することをおすすめします。

例えば、大手通販Amazonでも、「ゴジベリー有機」と検索すると、ほら!こんなにたくさんの商品がヒットします。

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お値段は、オーガニックのものだと少し高めで、100gあたり1,000円前後が多いです。それでも、高価なサプリやダイエット食品を買うよりは安い!^^;

ゴジベリーのおすすめの食べ方・レシピ

では、この優れものゴジベリーはどう食べるといいの?についてですが、固めの食感と甘めの味わいを特徴としていることから、デザートなどに使うことが個人的には最もおすすめです!

我が家では、「ココナッツクリーム&ゴジベリーのプリン」が大ヒットレシピです!

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ココナッツクリーム1缶(400ml)+牛乳または豆乳200ml+砂糖60g+ゼラチン5gを鍋に入れて弱火で数分ぐつぐつさせてから、容器に流し入れて、冷蔵庫で固めてから、最後のアクセントにゴジベリーをトッピング。

とっても簡単な割には、めえええええええっちゃ美味しいです!ついでに、同じく、高栄養でありスーパーフードとして知られれているココナッツも食べらえるし、添加物だらけの市販のお菓子なんかと比べると超ヘルシーな自家製スイーツですよ♡

他にも・・・

・おやつとして、粒ごとぽりぽり
(やや固めで噛み砕くのが大変ですが・・・それから歯にこべりつくから不快になることもありますが、ありのままの自然なゴジベリーの旨味を体感できますよ♪)

・スムージーに
(野菜・果物、何を使ったスムージーにも合います!)

・水に入れて
(数粒と水と一緒にコップに入れたら簡単にゴジベリー水が!最後にゴジベリー自体も無駄なく食べてくださいね!)

・お茶に入れて漬ける
(少し甘みの風味が出てきて、味わい深いティーに仕上がります♡)

・ヨーグルトのトッピングに
(食感が固めであることから、食べる前日にヨーグルトに入れておくとしっとりして食べやすくなります)

・グラノーラに混ぜて
(市販のグラノーラにすでに配合されているといったこともありますが、入っていない場合には、栄養価&旨味アップのために数粒入れてみて♪)

・サラダのトッピングに
(相性が良いのは甘いものだけではない!サラダに振りかけても美味しく食べられます!カリカリ食感も癖になりますよ〜)

・炊き込みごはんに
(いろんなアレンジの炊き込みごはんにも使えます。一合あたり20g程度のゴジベリーを入れて炊くと爽やかな甘みたっぷりの炊き込みごはんが完成です!)

ゴジベリーは甘いものとの相性が最も良いですが、炊き込みごはんやサラダなどにも普通に使えるという、豊富なアレンジができる優れた食材です。

今日からゴジベリーライフをスタート!

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私は、ゴジベリーを知って、毎日適量を食べるようになってから、肌つやがよくなったのと、不眠や肩こりが改善されました!

ゴジベリーはどんな体の不調にも効くといった特効薬とも言える、素晴らしい食材です。

日本でも、スーパーや通販で手軽に購入できることから、今日からでも無理なく始めることができます。

ゴジベリーの1日あたりの適量は数粒程度です(食べすぎると下痢を引き起こすこともあるので注意!)。まずはほんの数粒、おやつ替わりに使ってみたり、水やお茶に入れてみるだけでもいいです。

一度自身の体でその力を感じ取ってみてください♪

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野菜宅配まとめ-野菜人.com編集部
野菜人.com編集部は、野菜ソムリエやオーガニックアドバイザー、管理栄養士などの「食」の専門家が情報の精査を行っています。本当においしい食材やオーガニック野菜、無添加食品、実際に体験した便利な宅配サービスを調査し、有機野菜の基礎知識、サービスの選び方や客観的な比較、お得な情報を分かりやすく解説します。