こんにちは!野菜ソムリエでありスーパーフードプランナーでもあるブロガー「野菜人」です^^
おすすめの有機野菜宅配サービスやスーパーフードについて日々ご紹介している中ですが、今回は、あのスーパーフード、「チアシード」のスプラウトを自宅で栽培してみた日記をご紹介したいと思います。
チアシードスプラウトの栄養価と食べるメリットから栽培方法までチアシードスプラウトのすべてをお伝えします!
もくじ
チアシードスプラウトとは何者??
ま・ず・は!チアシードについて少しおさらい。
チアシードは、古代からメキシコで親しまれてきた、老舗のタネ系の植物です。
古代人がチアシードに注目し、その後16世紀より一般的に栽培されるようになり、現在は世界中のモデルやセレブが愛用している理由は、その高い栄養価にあります。
チアシードが誇る主な栄養価は:
① α-リノレン酸
必須脂肪酸かつオメガ3系脂肪酸である「α-リノレン酸」は、体内のたんぱく質の一部となりますが、人間が自身で作ることができず、食べ物から摂取する必要があります。
このα-リノレン酸の主な効果は、血液中の悪玉コレステロールを分解・減少させ、血液の循環を改善させる点にあります。
特に、冷え性である女性や冬の寒い時期などにチアシードを積極的に取り入れると良いとされています。
また、悪玉コレステロールが減少する=動脈硬化や心臓疾患など、生活習慣病の改善・予防につながります。
② 食物繊維
チアシードは、タネでありながらも、「グルコマンナン」と呼ばれる食物繊維をたっぷり含んでいます(小さじ1で1gほど)。
食物繊維を摂ることで便秘の改善ができるため、毎日すっきりしない・・・お腹ぽっこり・・・そんな人は、可能であれば毎日少量のチアシードを取り入れてみるとよしとされています。
また、便秘が改善されることで、ダイエット効果も期待することができます。
③ 鉄分
チアシードには、小さじ1あたり0.2mgの鉄分が含まれています。
鉄分や不足すると、身体が酸欠となり、貧血などが発生してしまいます。
月経中・妊娠中・産後の女性には特に必要となるので、チアシードがおすすめです。
④ カルシウム
チアシードには、骨や歯を形成するカルシウムが小さじ1杯あたり17mgも!
体内のカルシウム量は、年をとるにつれて自然に減少し、その結果、骨がもろくなってしまう骨粗鬆症を発症するケースがあります。
若い人だけではなく、高齢の人にもチアシードは友好的なのです。
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上記の代表的な、栄養素以外にも、筋肉・皮膚・爪などを作るたんぱく質やアンチエイジングや美肌効果が期待できるミネラル「セレン」なども含まれています。
ね♪チアシードってすごいでしょ♪♪
◆チアシードについてより詳しく知りたい人はこちらもどうぞ↓
チアシードとは?栄養価・調理方法・おすすめレシピをご紹介
チアシードとチアシードスプラウトって何が違うの?
最も一般的なチアシードの食べ方は、種を10倍の水で戻して、ぷるっぷるなゼリー状態にさせてから、
ヨーグルトやサラダに入れるなどすることです。
しかし、種そのものではなく、その種を発芽させて、スプラウト状態にしてから食べるといったやり方もあります。
違いは、見た目といった面だけではなく、チアシードを発芽させることで、種が含んでいる栄養価に加えて「クロロフィル」も加わること。
クロロフィルは、天然の色素であり、主要の成分はマグネシウムであります。体内のマグネシウムを補給してくれるのはもちろん、コレステロールやダイオキシンの排出や胃粘膜の保護・修復などに効果的です。
このように、チアシードはスプラウトにした方が栄養価がアップするということです!
チアシードスプラウトは自宅で簡単に栽培できる!
とは言っても、チアシードスプラウトを販売しているお店とか見たことありますか?そう!スーパーでは取り扱いがないんです!!><
となると、自分で栽培するしかない!しかも、栽培自体がとても簡単なんです^^ 土や畑は必要なし。専用の容器さえあれば、自宅でらくらくできちゃうのです。
まずは種と容器を準備
種と容器は、amazonや楽天を始めとする通販で購入することができます。
種は300〜400円、カップとのセットだと1,000円くらいなので、さほど高額ではなく、手軽にスタートしやすいといったメリットがあります。
初めてやる場合は、容器とセットにすると便利です。容器は使い回しができることから、次からは種子のみ追加で購入すればOK☆
私は、こちらのセットをamazonで調達しました。
種は有機(オーガニック)のものをチョイス。こちらは、ヨーロッパ産の種であり、農薬と化学肥料不使用、遺伝子組み換えなし・消毒済みなど、高い安全性とクオリティーを誇っています。
もちろん、必ずしも有機を選ぶ必要はありませんが、せっかく栽培する手間暇をかけるのであれば、より質の良いものを選んだほうがいい、というのが私の意見。
容器は、プラスチック製で、水を入れる部分と蓋の2つから構成されています。
まずは容器に種をセット!
チアシードスプラウト栽培の第一ステップは、クリア容器に水を入れること。
水の量の目安は、容器の上部分にある印くらい。蓋をすると、水滴が浮き上がってくるので、
指でまんべんなく水を広げます。
続いて、種をイン。
容器全体にかぶさるくらいの量で大丈夫です。
これでセット完了!日当たりが良い、18~25℃くらいの室温で管理するのが理想的です。夏場、暑いと腐敗する可能性があるので、風通しの良い場所を選びます。逆に冬場は、冷えすぎないよう、温かめの空間を保証してあげてください。
明日以降は、1日1度水を替えるといったお手入れをします。これ以外は何もする必要なし!お気楽です^^
栽培記録1日目
種がぷかぷか〜特に変わった様子はありません。
栽培記録2日目
チアシードに水をつけたときのぷるぷるなゼリー感が出てきました。
水やりの注意点ですが、種が水にどっぷり浸かったままだと、腐敗が起こりやすくなってしまうため、少しかぶるくらいで設定するといいですよ!
栽培記録3日目
引き続きぷるぷる。まだ芽は出てきませんね。
栽培記録4日目
4日目に入り、オタマジャクシのような、小さな白い芽がところどころ見えてきました!
栽培記録5日目
芽が増えてきたのがわかります。
栽培記録6日目
さらにさらに♪
栽培記録7日目
1週間がたち、ようやく茂ってきました。
栽培記録8日目
1〜2cmくらいまで成長!こっからが早い!
栽培記録9日目
3〜4cmくらいの高さになったところで収穫!
収穫の目安は、人それぞれかと思いますが、理想は3〜4cmくらいがベスト。長くなりすぎてしまうと栄養価がどんどん落ちてしまうので要注意です。
収穫方法はというと、ハサミで丁寧にちょん切ります。収穫量はさほど多くはありませんが、自分で育てあげた満足感ははんぱないですね!
チアシードスプラウトのおすすめの食べ方は?
収穫したチアシードスプラウトは、まずは綺麗に洗ってください(カビや細菌がついてる可能性があるので)。
使い方は、サラダに入れたり、スムージーにしたり、冷奴のトッピングなどがおすすめです。
※ネットには、鍋、スープ、オムレツなどの卵料理〜などのレシピも数多く掲載されていますが、スプラウトに熱を加えることで、栄養価がガタ落ち。茹で時間が長いと半分以下まで下がってしまうこともあります。なので、個人的には生で食べるのがおすすめですね!
チアシードスプラウトの栽培日記まとめ
チアシードは毎日少量取り入れるといいスーパーフードの一つです。
種だけでも活用方法はいろいろですが、あのぷるぷる食感がもう飽きてしまった!より栄養価が高いかたちでチアシードを食べたい!そんな人は、ぜひチアシードの進化版である、チアシードスプラウトを自身で栽培してみてください^^
チアシードスプラウトの栽培方法をまとめると:
・専用の容器と種を購入しセット
・日当たりが良いけど、暑すぎず寒すぎない18~25℃で管理
・毎日1回水を変える(水の量はひたひたにならない程度に)
・3〜4cm程度の長さまで発芽したら収穫
・収穫物はしっかり洗って使用
・1週間強で収穫が可能
それでは、エンジョイ、スプラウトライフ!☆☆☆
ブロッコリースプラウトもおすすめ!
同じスプラウト類で、ブロッコリーも自宅で栽培ができます!ブロッコリースプラウトの栽培日記も別途掲載していますので、以下よりどうぞ〜♪