欧米はオーガニックの先駆けとも言われており、現在、市場にはオーガニックスーパーが劇的に増えてきています。
それに対し、日本は有機食材やオーガニックコスメの知名度や人気はまだまだ低いのが現状。近くを見渡しても、有機食材や自然食材を購入できるお店はあまりないですよね。
そんな中、あの大手スーパーチェーン「イオン」グループの傘下にある、フランス発のオーガニックスーパー「Bio c’Bon(ビオセボン)」が都内を中心に店舗数を拡大中。
日本人にはまださほど馴染みがない「オーガニック」を頑張って啓蒙・啓発してくれています。
ビオセボンはどのようなお店なの?どこにあるの?どんな食材が買えるの?コスパは?などについて、オーガニックアドバイザーであり、日々オーガニック生活を送っているブロガーの私がビオセボンでお買い物をした時の感想やおすすめ食材をご紹介します!
目次
Bio c’Bon(ビオセボン)とはどんなお店なの?
冒頭で少しご説明したとおり、Bio c’Bon(ビオセボン)はオーガニック食材、オーガニックコスメ、オーガニック雑貨を揃えているオーガニックスーパーです。
珍しく、なかなか聞きなれない名前の由来はフランスのパリにあります。Bio c’Bon(ビオセボン)は、2008年、パリで誕生したオーガニック専門店で、現在、フランス以外のスペイン、スペイン、スイス、ベルギーなど、ヨーロッパ数カ国で140店舗以上を備えています。
「Bio(ビオ)」はフランス語で「有機・オーガニック」、「Bon(ボン)」は「いい」や「美味しい」を意味します。Bio c’Bon(ビオセボン)=「オーガニックはいいね!」の想いがこめられているということです。
最大の特徴は?
■食の安全性を最重視して有機栽培・無農薬栽培の野菜や果物、こだわりの飼育方法で育てられた家畜、添加物が無添加の加工品のみ取り扱い
■食材だけではなく、肌や人間の身体に優しいコスメや地球環境に負担をかけずに製造された日用品を販売
■国産のオーガニック食材に加え、フランスやその他ヨーロッパの国から輸入された、他のお店では買えないようなちょっと珍しい商品も数多く展開
野菜から果物、お肉、お魚、乳製品、卵、大豆製品、加工品全般、ベビーフード、コスメなど、日頃の生活に必要となる食品と生活用品が全て揃っています。食材は、洋食を作る際に使われるものだけではなく、和食の基本となるものもあるので、フランス発でありながらも、日本発祥の食材もあります。
輸入の格別なものばかり!といったわけではなく、一般的な、皆が使うような商品がメインになるので、一般スーパーと変わらない位置づけだと考えてもらうといいです。
なお、オーガニック=安全性は高いけど、味気ない?といったイメージが強いかもしれませんが、Bio c’Bon(ビオセボン)は安心安全であるのはもちろん、肝心美味しければ続かない!ということで、「美味しさ」と「クオリティー」にも力を入れています。
オーガニックの安全な食材であって、しかも味も良い!ということが、パリの人々(特に若者)の心に響き、Bio c’Bon(ビオセボン)がヨーロッパ中でヒットした秘訣でもあります。
店舗はどこにあるの?
Bio c’Bon(ビオセボン)は麻布十番に1号店を構えてから順調に拡大中であり、現在は東京都内11箇所、神奈川県内3箇所の関東合計14店舗があります。
東京:
・麻布十番
・赤坂
・四谷3丁目
・中目黒
・碑文谷
・池尻
・外苑西
・富ヶ谷
・明治神宮前メトロピア
・東武池袋
・町田東急ツインズ
神奈川
・横浜元町
・新百合ヶ丘
・小田急藤沢
単独の店舗を持っている場合もあれば、イオンや東部などのデパート内に入っている場合も。
規模はお店により、また、店舗によってはこのようなイートインスペースを備えているところも。レンジでチンするだけのお弁当系加工品も売っていたりするので、買ってその場で食べることができます。
なお、残念ながら、Bio c’Bon(ビオセボン)の商品は店舗でのみ購入することができて、通販サイトからはできません。
Bio c’Bon(ビオセボン)にちょっと似ている、同じくフランス発のショップ「ピカール」は逆に通販サイトがメインとなるので、宅配で頼みたい人はピカールの利用をおすすめします!
ただし、ピカールはオーガニックに専念しているわけではなく(一部オーガニック商品もありますが)、全ての食材が冷凍食品となっているので、そこだけ違いがあります。ご注意を!
Bio c’Bon(ビオセボン)でお買い物をしてみた!おすすめ食材は?
私の住まいから最も近くにあるBio c’Bon(ビオセボン)の店舗は池袋の東武の中にあるもの。イートインスペースがない、比較的に小規模の店舗です。
このような食材を取り扱っているの?について、写真でわかりやすくお見せすると・・・
野菜↓
果物↓
ハムやソーセージなどの加工品↓
お肉やお魚↓(すみません、ぶれました・・・)
乳製品、卵、大豆製品、飲み物など↓
調味料、ソース、たれなど↓
ジュースや豆乳など↓
お茶↓
パスタ麺、パスタソースなど↓
プロテインや健康食品↓
オートミールやグラノーラ↓
お菓子↓(すみません、またぶれました・・・)
ベビーフード、ベビー用品↓
コスメ↓
レトルト品↓
ナッツ↓
な感じです!野菜と果物は全て有機栽培、加工品は無添加といったこだわりのものです。
種類としては、一般的な家庭で使う食材は一通り揃っているでしょ?^^ それから、輸入品もあれば国産も。
また、個人的に面白いと感じているのはナッツコーナー。他店ではなかなか見かけない、ナッツのセルフ販売コーナーです。(ちなみに、私はポーランド人なのですが、ポーランドではナッツやお菓子から初め、野菜や果物もセフル販売のスーパーがほとんどです。ヨーロッパ風のやり方!)。
ナッツの容器の下に紙袋があるので、そちらを容器の出口にかぶせて、ハンドルをコロコロ。
ナッツが入ったら、側にあるはかりに起き、該当する番号を入力すると値段のラベルシールが出てきます。
そちらを紙袋に貼り付けてレジで精算する仕組み。
これ結構楽しいです!子供と一緒に来ると特に盛り上がると思います^^ なお、ハンドルが結構回転しやすいので、思い切りやるとかなりの量が出てきます・・・一回出したものはもう戻せないので、やるときは慎重に!><
コスパは?
オーガニック食材は、良質な分高い!といったイメージが強いかと思いますが、Bio c’Bon(ビオセボン)の価格帯はどうなのか?
安くはありません。もちろん物にもだいぶよりますが、一般スーパーの一般的な食材を比較すると1.5倍から2倍くらいはいってしまいますね。
普通の商品と比較すると確かに高いですが、他社のオーガニック食材を取り扱うお店と比べるとそこまででもありません。ま、コスパ的にはどこのオーガニック専門店も同じくらいかな?といったところですね。
<その他のオーガニック専門店でのお買い物体験談はこちら↓>
・ビオマルシェでのお買い物体験談
・こだわりやでのお買い物体験談
Bio c’Bon(ビオセボン)のおすすめ食材
私は、妊娠&出産をした時に、赤ちゃんのために、このタイミング食生活を見直してみよう!というきっかけからオーガニック食材に興味を持ち、現在では、週1の頻度でBio c’Bon(ビオセボン)でいろいろな食材をまとめ買いしています。
鶏肉
Bio c’Bon(ビオセボン)が販売している鶏肉は、鶏の飼育方法や餌にこだわられたもの。開放的な農場でストレスなく育てられ、病気予防のための抗生物質は無投与、餌も動物性ではなく植物性飼料です。
Bio c’Bon(ビオセボン)にはいろいろなメーカーのお肉がありますが、個人的におすすめなのは、山口県にある野菜宅配会社である秋川牧園のもの、それから、イオンのPBトップバリュの「グリーンアイナチュラル」です。めちゃくちゃ柔らかくてジューシーです!
お値段は、秋川牧園のものが250gで492円、グリーンアイが267gで475円と普通の鶏肉より1.5倍はしますが、味も1.5倍以上美味しいので、たまにの成沢なんかにはおすすめです!
秋川牧園とグリーンアイについては、別途記事にても特集しているので、よろしければこちらもどうぞ!↓
・秋川牧園の鶏肉のこだわりをご紹介!
・イオンのオーガニック食材「グリーンアイ」の特徴と体験談
リコッタチーズとほうれん草のラビオリパスタ(780円)
イタリア産のこだわりのチーズと有機栽培のほうれん草が使われています。もっちもちで一度食べるとまた食べたくなる!癖になる味わいです♡
熱湯で3分ほど茹でるだけで完成なので、調理もらくらく!忙しい人には特におすすめですね^^
プロテインパスタ(1パック698円)
赤レンズ豆とひよこ豆100%でできている、たんぱく質がめちゃくちゃ豊富な野菜パスタ麺。小麦粉アレルギーの人やビーガンの人に人気です。
お味はもちもち食感で、なんだかちょっとそば粉の風味を感じられます。
せっかく炭水化物を食べるのであればヘルシーに!我が家では一般のパスタ麺はもう使わず、毎回こちらにしています^^
有機オートミール(1,240円/1kg)
アメリカ産の有機オートミール。味は有機でないものとそんなに変わりませんが、栄養価は有機のもののほうがよっぽど高いです。日本ではオートミールはまだまだ馴染みがない食材ですが、食物繊維たっぷりでとってもヘルシーなのですよ!
我が家の住民は、ホームメイドのオートミールクッキーが大好物!とのことで毎回1kgのビッグパックを買っています。
有機納豆(136円)
国産の大豆が使われた有機納豆。添加物のかたまりで知られるたれやからしも化学調味料・保存料・着色料無添加の嬉しいやつです。
オーガニックキヌア(648円)
キヌアは南米発祥のスーパーフード。ちっちゃなつぶつぶを柔らかく茹でて、ハンバーグやカレー、サラダなんかに活用することができます。
せっかく買うのであればやっぱりオーガニックがいい!と思い、いつもこちらの有機のものを購入しています。
おさかなソーセージ(275円)
一般スーパーのおさかなソーセージは実は添加物が10種類ほど入っているのをご存知でしたか?子供などに、体にいいと思って買ってあげてるママさんたち、今すぐやめましょう!
お魚ソーセージ自体はカルシウム豊富で、魚が苦手な人でも手軽にぱくっといける素敵な食材♡でも、できれば、こちらの商品のように、無添加を選びましょう!
原材料は国産の魚肉、ばれいしょでん粉、菜種油、砂糖、かつお節エキス、食塩、ごま油、胡椒ととってもシンプル。保存料、リン酸塩、うま味調味料は使われていません。
ライスドリンク(250円)
スーパーフードであれうターメリックが配合されたお米がベースになったドリンク。豆乳ともジュースともまたちょっと違う、独特な味わいが特徴です。
原料はイタリア産地の有機米、有機ひまわり油、有機ターメリック、食塩、有機ブラックペッパーと、塩以外は全て有機で揃えられています。
ナッツ
セルフサービスで好きなだけ取れるナッツたち。その種類は20近く!もちろん全て有機栽培のものです!一般のお店にはなかなか販売していないような珍しいナッツもあるとのことで、毎回のお楽しみに1〜2種類違うナッツを試しています。
今回は、ヨーロッパでお菓子などによく使われ大人気であるヘーゼルナッツとカレー粉を始めとした多種類のスパイスが散りばめられたかぼちゃのタネにしました。特にこのスパイスがミックスされたカボチャのタネは癖になる!お酒のおつまみにはもう最高最高です♡
g単位で見るとだいぶ値段が高いのだけがネックかな〜><
有機ミニトマト(298円)
熊本県産のオーガニックミニトマト。ミニトマトの割には甘みたっぷりで、スーパーのトマトと全然違います!本当に美味しい、野菜本来の濃厚さを味わいたい方はオーガニック野菜を選ぶといいですよ!
有機レタス(198円)
葉物は、硝酸といった物質を多く含んでおり、たくさん食べすぎるとガンの由来になると言われていることをご存知でしたか?しかし、有機栽培の葉物は、慣行栽培(一般的な野菜)のものと比べて硝酸値が半分ほど。
それから、硝酸値が低いことで、苦味やえぐみが控えめで、とても食べやすいです。
こちらの有機レタスを使ったサラダは甘みたっぷり!プレミアムな1品です♡
有機キウイ(298円)
和歌山県産の有機キウイ。3個入りで298円なので、結構お得な値段だと思い、衝動買い!キウイは果物の中で、含んでいるビタミンC量が最も多いので、免疫力アップには最適です!
ボディーローション(2,080円)
私が大の愛用しているのはオーガニックコスメである「ラベーラ」。ドイツのメーカーで、原材料が良質な割には、他のオーガニックコスメと比較してもコスパよしなのが良いところです。
こちらのボディーローションは大好きなココナッツの香り♡夕方のシャワー上がりにぬりぬりしてテンションをあげています^^
Bio c’Bon(ビオセボン)での買い物体験談の感想
今回Bio c’Bon(ビオセボン)で購入したおすすめ食材はこんな感じ!いかがでしたか?
Bio c’Bon(ビオセボン)のこだわりと特徴についても理解していただけたのではないかと思います!
日本ではまだ浸透しきれていないオーガニック食品ですが、実は身近なところで購入することができるようになってきています!
お近くにBio c’Bon(ビオセボン)のお店を見かけたら是非一度足を運んでみてください♪
それから、現在では東京と神奈川のみで展開しているお店ですが、いずれ他県にも店舗を設けたり、通販事業をスタートさせてくれることに期待ですね!