近年、「完全栄養食」と呼ばれる食品がブームしています。
「完全栄養食」とは、完全栄養パンや完全栄養パスタなどで、1食あたり身体に必要なもの栄養素がすべて補える超効率的なスーパーフード。
日本で完全栄養食ブームを切り開いたのは、パンとパスタ麺のベースフード(BASE FOOD)で、その後、いろんなメーカーが似たような商品を製造販売し始めました。
今回は、ベースフードではなく、日清食品が販売していた完全栄養食麺「All-inシリーズ」について!
※「販売していた」と過去形で記載していますが、既に販売中止が決まっています><人気がなかったのか・・・苦笑
ネットに「まずい」や「高い」など、あまりよくない口コミが転がっていましたが・・・ホントウなのか?
実際に試してみて、作り方、味、満腹感、コスパを評価してみました!写真付きの口コミレビューにてお届けします♪
もくじ
日清の「All-in シリーズ」の商品説明
麺1食分で人間が必要としている栄養素を全て摂れるって、どどど〜いうこと?!
日清が販売している栄養食は2種類で、パスタ麺の「All-in PASTA」とパスタ以外のソースに合うヌードルの「All-in NOODLE」です。
それぞれ含んでいる栄養素を見てみましょう。
ビタミンとミネラルをg単位だけで見てもあまりピンとこないかもしれませんが、これは、主食+主菜+副菜数個をしっかり食べた場合にやっと摂れる量です。
近年、人々はどんどん野菜不足に陥っていますが、野菜が多く含んでいるミネラルとビタミンを、大人が1日に必要としている1/3を配合しています。
また、たんぱく質量も多い!麺1食だけで25.9g。成人が1日に必要としているたんぱく質量は一般的に女性が40gほど、男性が60gほどと言われていますが、ノルマのほぼ半分をパスタ麺で達成することができます。
それから、材料に、こだわりの全粒粉小麦が使われていたり(一般的な小麦粉より栄養価が高いと言われています)、普通の乾燥麺と比較して糖質を30〜40%オフにするなどの工夫がなされています。
これらは、ミネラルとビタミンが流出しないような「栄養ホールドプレス製法」を起用して作られています。
これは、日清の特許なんだとか。
メニューは麺2種類とパスタソースセット7種類
「All-inシリーズ」の購入方法は、日清の公式サイト経由のみ。
麺だけのバージョンと味付けソースがついたパスタセットの2タイプが販売されています。
麺は:
・パスタソース用のパスタ麺
・ラーメンやうどん用のヌードル
の2種類で、パスタセットは以下の7フレーバーが展開されています。
・バター香るコク旨和風たらこ
・真っ赤なトマトのスパイシーアラビアータ
・バジルが香り立つ本格ジェノベーゼ
・粗挽き牛肉の旨みあふれる濃厚ボロネーゼ
・卵黄だれとラー油をきかせたコク旨油そば
・パクチー香るトムヤムまぜそば
・ごま香る濃厚坦坦々まぜそば
全てセット販売となっており、12個入りまたは27個入りから選ぶことができます。
なお、2021年4月、この記事を買いている時点では、「All-inシリーズ」は販売中止を決定しています。現在では、在庫処分とのことで、一部の売れ残ったもののみ「All-inシリーズ」の公式サイトでゲットすることができます。
気になるお値段は?!
麺単品では1食あたり432円、パスタソースセットは648円と、一般的なカップ麺の5倍ですね。
とは言っても、この1食で高栄養の定食分がまかなえると考えるとまあ安いほうかな?と思う人もいるかと思います。
では、他社の完全栄養食と比較するとどうなのか?ダントツ高いですね。
ベースフードは、パスタ麺もパンも同じ312円/1食です。ヘビーユーザーになると、毎月の出費がだいぶ変わってきます。
それから、商品価格に加えて、送料もかかってきます。私の場合、関東在住なので、352円です。
商品のお値段&送料を合わせてみても、やっぱり高いは高いですね。栄養を重視するのか?コスパを重視するのか?のところになるでしょう。
日清の「All-inシリーズ」を注文した!
私が日清の「All-inシリーズ」を注文した際には、パスタセット2種類と単品麺2種類の合計4品セットのお試しセットというものが存在しました(現在は残念ながらありません)。今回はそちらを注文してみた感想です!
こちらが、到着したお品たち。
シンプルでかっこいいパッケージデザインです。
① オールインパスタ
② オールインヌードル
これからは、麺だけで、ソースやたれなどはついていないので、自身で調理したり、市販のものをかけて食べるかたちとなります。
③ オールインパスタ「バター香るコク旨和風たらこ」
④ オールインヌードル「ごま香る濃厚坦々まぜそば」
最後の2品は、ソース付きのレトルト食品です。
栄養価に関しては、パッケージに記載のとおり、本記事でも既にご紹介済みなので、はしょります。
私が現物を手にしてみて気になったのは、使われている添加物の量!ラベルを見ると、ナチュラルな材料はほとんど入ってないんじゃないの?!と思ってしまうほど、添加物のカタマリ・・・
栄養価が高い健康的な食品だと思って購入した人は、え?!これじゃあ返って体に悪いのでは?とぎょっとするのではないでしょうか・・・少なくとも私はそうでした><
また、今回は、初めて注文したということもあり、パンフレット一式も入ってきました。
「All-inシリーズ」のこだわりと、あとはパスタとヌードルに活用できるメニューブックです。ご覧のとおり、メニューは、超シンプルな材料が使われているので、これであれば、超がつくほど忙しい人でも無理なく作れるのでは?^^
さて、早速調理に入ります!調理と言っても大げさ^^; カップ麺と同じ手間です。
まずは、カップの蓋を取り外して、材料を出します。
続いて、蓋にあるつめ5箇所を立てます。
麺を取り出して、お湯を線まで入れます。
蓋をして6分間待ちます。ついでに調理オイルを蓋の上にのせて温めます。
お湯をすてます。
ほぐしオイル→調理オイル→たらこふりかけの順にかけて、しっかり混ぜ合わせれば・・・
完成!ね、カップ麺と全く同じ手間暇でしょ^^そして、お皿も必要なしなので、洗い物も発生しないので、便利。めんどくさがりにはうってつけですね(笑)。
では、最も気になる食感は・・・?!
すす・・・酸っぱい!梅干しを数個入れ込んだほど、まずは酸っぱさを感じました。梅干しは入っていないはずなのに・・・
ソースが酸っぱいし、塩っぽい・・・正直、半分も完食できずに終わりました。ここまで味が強いのであれば、ソース半分にしたほうがよかったです><
それから、麺の食感はと言うと、パスタ麺に例えると、ん〜ちょっと違うな〜といった印象。どちらかと言うと、そばに近い雑味がある味わいとちょっとパサパサした食感です。全粒粉がはっきりと出てきています。
これは、ベースフードのパスタ麺と全く同じ。美味しいか美味しくないかと言われたら、正直、どちらでもないような?めちゃくちゃ味を好んで食べる人はそう多くはいないかと・・・
では、もう1品の坦々まぜそばは?
調理方法は全くも同じです。
完成品!
一口食べてみると・・・
ん〜・・・とても加工品っぽい・・・まるで薬を混ぜたかのよう>< 私は日頃からほとんど加工品は食べず99%自炊であることから、やっぱりこういうレトルトはアレルギーというか、身体的に受け付けられないようです>< でも、カップ麺に慣れている人は、まあこんなもんか、と思うかもしれません。
また、こちらも味はだいぶ濃いめです。たらこと比較すると少しだけ塩辛さは控えめな感じではありますが。不足のスパイスも全部入れましたが、辛さ的には10中6〜7くらいかな?
ネット口コミもあまり高くない・・・
麺自体は悪くないけど、ソースが生理的に無理だと感じた私。気になったので、「All-inシリーズ」のネット口コミをあさってみました!
すると、逆に「ソースが美味しい」などの反対の意見や、「作り方が簡単でいい」などの調理の手間が高く評価されていました。
ソースは7種類あるので、ものによっては悪くないものもあるかもですね><
悪い口コミとしては、麺に関することが圧倒的でしたね。「苦い」、「粉っぽい」、「薬っぽい」など。それから、やっぱりたれに関して、「ソースが濃い」といった意見も数多くありました。
それから、「ボリューム」はあるから、そこは満足だけど、それにしても「値段が高い」など。
全体的に見て、良い口コミより悪い口コミのほうが多く見つかった印象。販売中止になった背景もなんとくわかりますね・・・
日清の「All-inシリーズ」の口コミレビュー・まとめ
今回は、既に販売中止が決定している日清の完全栄養食「All-inシリーズ」のパスタとヌードルを食べてみた率直な感想をお伝えしました。
個人的には、味とコスパが見合わないと感じ、リピートはしませんでした。
完全栄養食を求める人は、どちらかと言うとBASE FOOD(ベースフード)のほうがおすすめかな!こちらのほうが、味がそこそこ美味しい・添加物少なめ・コスパよしです。ご興味があったら一度こちらもチェックしてみてください♪
※完全栄養食:脂質・熱量・ナトリウム・炭水化物・n-6系脂肪酸・飽和脂肪酸を除き、全栄養素の側面で1日に必要とされる栄養基準の1/3以上を含む商品(栄養素等表示基準値にもとづく)