様々な食材が宅配サービスとして展開されていますが、現在では新鮮な魚を毎月定期的に配送してもらえる「魚のサブスク」の人気も高まってきています。
しかし、「魚はどのような状態で届くの?」「色々あるがどのようなサービスを選べば良いのか分からない」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、魚のサブスクサービスの選び方や、おすすめサービス3つのメリット・デメリットを比較しやすいよう厳選してご紹介しています。魚のサブスクを利用検討している方や各社の違いを知りたい方はご参考ください。
目次
- 魚のサブスク選び方3つのポイント
1-1.どのような形で食卓に魚を取り入れたいか考える
1-2.ひと月あたりに届く量で比較する
1-3.価格や送料などのコスト面に注目する - 魚のサブスクおすすめ比較・ランキング
2-1.Fishlle!(フィシュル!)
2-2.サカナDIY
2-3.BonQuish(ボンキッシュ) - まとめ
1.魚のサブスク選び方3つのポイント
2023年9月時点、魚のサブスクサービスは、さまざまな業態で展開されています。ここでは、数あるサービスの中で、ご自身にぴったりの魚のサブスクを選ぶポイントを3つご紹介します。
1-1.どのような形で食卓に魚を取り入れたいか考える
魚のサブスクにはさまざまなサービスがあります。例えば、主な種類として下記のようなものがあります。
- 鮮魚がそのまま届くもの
- 下処理済みの魚が届くもの
- 下味がついたお魚が届くもの
- 調理済みの魚のおかずを届けてくれるもの
自分で調理できるものが良いか、湯煎や解凍するだけで手軽に食べられるものが良いか、まずはご自身のニーズをはっきりさせてみましょう。どのような形で食卓に魚を取り入れたいかを考えることで、どのサービスを選ぶと良いかが自ずと絞れてきます。
1-2.ひと月あたりに届く量で比較する
魚をどれくらいの頻度で食卓に取り入れたいか、食べる人数は何人かによっても、選ぶサービスが変わってきます。
2023年時点、展開されている魚のサブスクサービスは、鮮度を保つため「1人分〜2人分×○食」として届くものが多くなっています。1週間に3回以上魚が食べたい方や、3人以上の家族で利用したい場合には、複数口注文することも検討すると良いでしょう。
1-3.価格や送料などのコスト面に注目する
魚を食べる習慣をつけたいなら、注文し続けやすい価格であることも重要です。できるだけ値段を抑えたいという方も、少し価格が高くてもおいしさや便利さに納得できるサービスを選びたいという方も、価格とサービスのバランスが取れたサブスクを選ぶと良いでしょう。
またサブスクの場合、定期的にお魚を届けてもらえる分、毎月コストがかかることにも注意が必要です。送料も忘れずにチェックしましょう。
2.魚のサブスクおすすめ比較・ランキング
ここからは、おすすめの魚のサブスクサービスを3つご紹介します。タイプの異なる3つのサービスをご紹介しますので、それぞれの特徴やメリット・デメリットも比較してみましょう。
Fishlle! | サカナDIY | BonQuish | |
---|---|---|---|
こんなサービス | 国産の「未利用魚」を活用したサブスクサービス | 旬の魚のミールキットが冷凍で届くサブスクサービス | 本格的な味わいの調理済み魚料理が届くサブスクサービス |
届く商品 | 下味のついた魚の切り身(生食用・加熱用) | 下処理済みの魚と調味料 | 湯煎や流水解凍するだけで食べられる魚料理 |
月当たりの量 | 6パック・10パック・16パックから選択 (1パック=1〜1.5人分) |
2人分×4種類 | 1人分×8品 |
月当たりの値段 | 6パック:5,390円 10パック:7,980円 16パック:11,000円 |
5,400円 | 5,465円 |
月当たりの量 | 6パック・10パック・16パックから選択 (1パック=1〜1.5人分) |
2人分×4種類 | 1人分×8品 |
月当たりの値段(定期購入・税込) | 6パック:5,390円 10パック:7,980円 16パック:11,000円 |
5,400円 | 5,465円 |
送料 | 無料 (北海道・沖縄・離島は740円) |
無料(北海道・沖縄は1,500円) | 全国一律935円 |
回数縛り | なし | なし | なし |
こんな方におすすめ | ・魚をお刺身でも食べたい方 ・下味付きの魚でアレンジも楽しみたい方 ・スーパーに売っていないような魚を食べてみたい方 |
・魚料理のレパートリーを増やしたい方 ・作りたての料理が食べたい方 |
・魚を調理する手間を省きたい方 ・本格的な魚料理が食べたい方 |
2-1.Fishlle!(フィシュル!)
Fishlle!(フィシュル!)は、調理が難しい・見た目が良くない・規格に合わないなどの理由で市場に出回らない「未利用魚」を活用した魚のサブスクサービスです。
特徴
Fishlle!の特徴は、下味のついた魚の切り身が届くこと。定番の味噌漬けや醤油漬け、洋風のカルパッチョやハニーマスタードや、魚醤・ヤムニョムといった変わり種まで、30種類以上のレパートリーがあります。
メリット
その魚にあった味付けを施してあるので、調味料に悩むことがありません。味付けからどんな料理にしようかとアレンジを考えるのも楽しいですよ。
新鮮な魚を使っている分、生食用のお魚が多めに届きます。魚をお刺身でも食べたい方には向いているでしょう。また、着色料や保存料を使用していないので、健康志向な方や小さいお子さんのいるご家庭にもぴったりです。
システム面では「必ず○回は注文しなければいけない」という回数縛りがないので、安心して試せるのも嬉しいポイントです。
北海道・沖縄・離島以外は送料かからないので、続けやすいのもメリット。(※北海道・沖縄・離島への配送の場合、740円の送料がかかります。)
デメリット
どの味付けが届くかは自分で選ぶことができず、お任せです。苦手な味付けが届くかもしれない点には注意が必要でしょう。
また、生食用のお魚を比較的多く扱っているので、生魚が苦手な方は調理方法を工夫する必要があります。
2-2.サカナDIY
サカナDIYは、プロの職人が目利きで選んだ、旬の魚のミールキットが冷凍で届くサブスクサービスです。
1ヶ月分の配送で2人前×4種類のミールキットが届きます。魚の骨から出汁をとり、調味料は無添加に限定するというこだわりがあり、魚の旨みを余すことなく堪能できるサービスです。
特徴
最新の凍結機を使い、特殊な冷凍方法で鮮度を保っているので、新鮮な状態で魚が届きます。ミールキットでは上質な魚料理が家庭で手軽に作れるので、おいしさと手作り感の両方を楽しむことができます。
メリット
魚が下処理済みなので、面倒なウロコ取りや内臓の処理の必要がなく、キッチンを汚さずに調理できるのが嬉しいポイント。
調理動画付きの取扱説明書がついているので、プロの味を簡単に家庭で再現でき、魚料理のレパートリーを増やすことができますよ。システム面では、回数縛りがなく、送料が無料な点も続けやすいポイントです。
デメリット
調理が必要なため、手軽に魚料理を味わいたい方には向かないでしょう。また、1ヶ月あたり2人分×4食の配送なので、たくさん魚料理が食べたい方や家族で利用したい方は複数口注文する必要があります。
2-3.BonQuish(ボンキッシュ)
BonQuish(ボンキッシュ)は、月に1度、食のプロフェッショナルが監修した、調理済みお魚料理8品が届くサブスクサービスです。
特徴
湯煎や流水解凍するだけでメインディッシュが用意できるものや、ご飯のお供にぴったりの一品料理などが幅広く展開されており、さまざまな魚料理が手軽に楽しめます。
メリット
定番料理から家庭では難しいレストラン仕様の味付けまで、和食・洋食・中華の料理を、季節も意識したメニューに創作されています。さまざまなレパートリーがあるので、飽きずに食べることができますよ。
公式サイト上では次の月に届くメニューを写真で見ることができ、買い物の計画や献立が立てやすいのも嬉しいポイントです。
システム面では、配送の間隔パターンを日付や曜日などで指定できる点が便利です。
また、回数縛りがなく、解約料などもかからないので、手軽に試せる点もメリット。
デメリット
BonQuishでは、料理のメインとなる魚介類は国産を使用していますが、野菜や調味料などは一部海外産の物を使用しています。国産材料にこだわりたい方は注意が必要です。
1ヶ月あたり1人分×8食の配送なので、家族で利用したい方は複数口注文する必要があります。また、送料が全国一律で935円かかる点はデメリットです。
まとめ:サブスクで魚をおいしく食卓に取り入れよう
おすすめの魚のサブスクについてご紹介しました。魚を食べることで健康でヘルシーな食生活を送れるようになり、メニューの幅も増えれば一石二鳥です。
魚料理は手間や時間がかかりそうでなかなか食卓に上げられないという方も、便利なサブスクサービスを使って毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
フリーライターで一児の母。元公務員・保育士。 野菜嫌いの娘と一緒に、ベジスイーツを作って楽しむのが趣味です。 保育士の視点から野菜・宅食などについてご紹介します!