こんにちは!「野菜人」を運営しているマグと申します。
「野菜人」とは、野菜宅配・通販サービスを自身で体験した感想や口コミ、それぞれの会社の評価やメリット・デメリットを掲載した、野菜宅配のまとめサイトです。
現在、日本には10社以上の野菜宅配・通販サービスがありますが、今回私が注目したいのが、これまで「大地宅配」の名称で親しまれてきた「大地を守る会」です。
本日、私自身がヘビーユーザーでもある、「大地を守る会」を取材し、サービスの人気の秘訣やネット・パンフレットには載っていないような面白マメ知識を聞いてきました!
大地を守る会とは?他社と比較してどう違うの?おすすめの利用方法は?
などについて知りたい方は、是非参考に目を通してみてくださいね^^
目次
大地を守る会の本社に到着しました!
2017年にオイシックスと経営統合を果たして、現在、「オイシックスドット大地(株)」として展開している大地を守る会は、東京都大崎駅に本社を構えています。
所在地のゲートシティ大崎はとても立派なビルであり、中に入ってみると・・・こんなに綺麗♪
こんなところで働いてみたい・・・とふと頭によぎりますね^^
オイシックスドット大地は、ウエストタワーの5階にあるので、早速お邪魔してみます!
着きました!
「Oisix.daichi Osaki farm」と書かれた入口がありました。
(後ほど、担当者さんとお話をしていてわかりましたが、オイシックスドット大地では、オフィスを「ファーム」(農園)と呼んでいるそうです。なかなか素敵な発想ですよね♪)
中に入ってみると・・・広く、清潔な空間に、たくさんの打ち合わせ用のテーブルがありました。
打ち合わせ用のテーブルの名前が商品名になっています^^
展示物は比較的に少ないように見えますが、その中でも気になったものはこちら。
ん?調味料?胡椒?と一瞬思いきや、こちらはなんと、土!
各瓶には、産地とこちらの土で育てられた作物の名称が記載されていました。
パネルを見てわかりましたが、展示している土は全国の農家が提供してくれた土であるとのこと。
じっくり見てみると、各地の土の色や材質の違いがわかりました。
私がイメージする一般的な土はもっとザラザラした砂っぽいものですが、大地を守る会の提携農家さんの土は、比較的に色が薄く、サラサラしている様子です。
土づくりからこだわっているということがとてもよく伝わりますね!
また、向かいの壁には、土を使って描かれた絵がありました。
まさか土とは!言われないと気がつかないですね。
オイシックス・大地を守る会と提携している生産者さんの土44種類を使っているそうです。
こちらは、淺井裕介さんというアーティストの方によって描かれたそうで、横には、絵の誕生背景や込められた想いがパネルで表示されていました。
泥の絵を観るのは生まれて初めて!とのことで、取材前に嬉しいサプライズがあり、更にワクワク感が増しました♪
2.インタビュー取材開始です!
大地を守る会の担当者さんが来てくださいました!
今回のインタビュー取材は、大地を守る会さん2名と私で行います。
よろしくお願いします!
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます!商品やサービス利用方法のご質問に入る前に、まずは、大地を守る会さんの創業の背景について少しお話いただけますか?
大地を守る会は1975年にスタートしました。当初は、有機野菜という概念はあまり有名ではありませんでした。農薬汚染や公害などの問題が出てきていた中、人々は不安を感じ初めていきましたが、ちょうどその時、代表の藤田(大地を守る会の元社長)が、このような社会問題を大きく叫ぶ前に、まずは1本のだいこんを売っていくことから始めよう!と発案したところから運動が始まりました。
オイシックスドット大地(株)代表取締役会長
(旧:株式会社大地を守る会代表取締役社長)
藤田和芳さん
若い頃の藤田さん
大地を守る会は、「農薬の危険性を100万回叫ぶよりも、一本の無農薬の大根を作り、運び、食べることからはじめよう。」の思想のもと、1975年にNGOとして活動を開始しました。
そうだったのですね!当時、有機野菜を初めて大々的に日本に広めた運動として、きっと社会的に大きく注目されたのですね。
そうですね。朝日新聞でも取り上げられて、話題になりましたね。
当時、有機野菜の宅配を始めるにあたり、困難などはありましたか?
一番大変だったのは流通です。当時、野菜は、農協を通さないと流通ができないというルールがありました。そのような中で、農協では、形が崩れた野菜などははじかれてしまっていました。無農薬野菜は形があまり綺麗でないのが特徴なのですが、流通ができないという状況だったので、生産者さんは農薬を使わざるを得なかったのです。
なるほど。無農薬野菜が欲しい消費者と、流通の縛りの関係で無農薬野菜を販売できない生産者さんの間で矛盾があったのですね。
そうですね。生産者さんは、無農薬野菜を出したくても出せないという厳しい状況でした。
そのような状況の中、大地を守る会さんはどのような取り組みをされたのですか?
有機野菜・無農薬野菜が流通で止められてしまうとのことであれば、それでは、運ぶ仕事を自分たちでやろう!と代表の藤田が言い出したのです。
はい。当時、代表の藤田が自らトラックで、産地まで行き、野菜を積み、運んでいたという地道な取り組みをしていました。一番最初に販売を始めた場所は、江東区大島団地の青空市(あおぞらいち)です。
産地から作物を積んだトラック
そうなのですね!当時、誰も考えもしなかったことを始めたということですが、人々の反応はいかがでしたか?
当時、有機野菜の「有機」という言葉も使われていないほど有機野菜の知名度が低かったのですが、だんだんと知られていくようになってきました。また、公害汚染を目の当たりにして、少しでもいいものを食べたい!という人々のニーズもどんどん高まっていたので、大地を守る会の活動に共感していただくことができました。
藤田社長の想いが実ったということですね!有機野菜の販売と宅配サービスを始めることで社長が最も実現したかったことは何ですか?
藤田は、「日本の第一次産業を守り育てる」や「人々の生命と健康を守る」ことを、有機野菜の概念を広げていくことを通じて実現できると考えていました。生産者さんが有機栽培を積極的に行うことで「持続可能な社会(農業)」を作ることができるとも。生産者さんとともに有機の畑を広げていこう!という信念のもと、これまで地道な努力を重ねていきました。
大地を守る会の企業理念
「日本の第一次産業を守り育てること、人々の生命と健康を守ること、持続可能な社会を創造すること。大地を守る会は、このミッションを達成するために、ソーシャルビジネス(社会的企業)として活動します。」
素晴らしい思想ですね。当時、流通以外の困難もありましたか?
他にも、生産者さんとの間で農薬の使用に関する共通の基準を作ることも一つの課題でした。
当時、「有機」の概念が定着していない中とのことで、生産者さんとの話し合いも大変だったことを想像します。なお、現在では、野菜宅配・通販サービスの業界では、最も厳しいと言えるほど、しっかりとした農薬基準を定められていることは本当にすごいことですよね。
ありがとうございます。農薬基準の厳しさというところは、他社さんとの差別化の1つの要因でもあります。
創業の話は非常によくわかりました。ありがとうございました。では、続いて、大地を守る会さんの商品について少し聞かせていただきたく思います。まず、現在、大地を守る会のランアップの中で最も人気な商品またはシリーズは何ですか?
現在、大地を守る会で最も人気があると言える商品は3つ:「もったいナイ魚・もったいナイ」シリーズ、「日本むかし野菜」、「ミールキット」です。
一部、私が使っているものもあります!1つ1つについて特徴を詳しく教えていただけますか?
大地を守る会担当者:はい。まず、「もったいナイ魚・もったいナイ」シリーズですが、お魚で、普段は食べられないような部位・すぐ捨ててしまう部位や果物(りんごなど)で、少し傷がついてしまったものを販売しています。お魚は、一般スーパーなでは販売していないような珍しいものであるので、あまり馴染みがないですが、実は本当は美味しかったりするのです。珍しものを体験できるということで、「もったいナイ魚・もったいナイ」シリーズのお魚はリピーターのお客様が多いです。また、果物なども、台風やヒョウなどの天候要因によって表面が凹んでしまって、売り物にできないものでも、あえて、もったいない!ということで、提供をしています。味は、普通のものと変わらないというのもあり、お客様からも好評です
そうなのですね!私は「もったいナイ魚・もったいナイ」シリーズはまだ注文したことがなかったので、早速チェックをしてみます!
続いて、「日本むかし野菜」について少しお伺いできますか?
「日本むかし野菜」シリーズは、在来の種類の野菜で、昔から日本で食べられてきた野菜を集めたラインナップです。品種改良などがなされて、今ではもう食べることができないような珍しい野菜です。日本古来の野菜の遺伝子を守る目的で、こちらのシリーズの販売を開始しました。珍しい野菜が届くことがいいサプライズであるというお声をお客様からいただいています。
こちらのラインナップも私はまだ未経験なので、自宅に帰ったら早速ウェブサイトで見てみます!
最後に、「ミールキット」について紹介いただけますか?
こちらは特に最近人気が出てきているシリーズです。「おやさいdeli kit(デリキット)」という名前で展開しているミールキットは、野菜やその他材料が既に切ってある状態で届き、全ての材料を炒める・茹でるだけという、一手間省いて、自宅で1品料理が完成するという時短料理キットです。こちらは、リピーターが一番多いシリーズです。
そうなのですね!「おやさいdeli kit(デリキット)」は私も愛用させていただいています。手間をかけずに美味しい家庭料理ができるのは本当に助かります。ちなみに、他社の野菜宅配・通販サービスでも時短料理キットが販売されていますが、大地を守る会さんのキットとの違いは何ですか?
大地を守る会の時短料理キットの他社との違いは、素材・原材料にこだわっている点です。ミールキットに使われている野菜や調味料は全て、大地を守る会の生産者さんの野菜と取引先の調味料です。
安心安全なセットですね。「もったいナイ魚・もったいナイ」、「日本むかし野菜」、「おやさいデリキット」など、魅力的な商品が多いことがわかりましたが、こちらは単品での注文になりますか?
「もったいナイ魚・もったいナイ」と「日本むかし野菜」の定期便セットはありませんが、ご登録いただいている定期便セットにこちらの商品を単品で加えていただくことができます。大地を守る会の野菜定期便セットは、商品内容を自由に入れ替える(削除・追加)ことができます。「もったいナイ魚・もったいナイ」や「日本むかし野菜」が気になっていて、一度試してみたいという方は、日頃注文いただいている野菜セットに1品加えていただく利用方法もおすすめです。
なるほど!私も、大地を守る会さんの野菜定期便セットを定期的に注文しているのですが、こういう利用方法もあるんだ!とヒントをいただきました。早速試してみます。ありがとうございます!
前回の私のご質問は「人気のセットは何か?」ということでしたが、では、逆に、大地を守る会さんがおすすめしたい商品・最も自身がある商品はなんですか?
全ての商品に自身がありますが、お伝えしたシリーズ以外にも、「ベジタ」という定番の野菜セットもおすすめです。その時一番旬なもの、一番美味しいものが詰められています。
「ベジタ」もとても良いセットなのですね!
なお、ここで、大地を守る会さんの利用者さんについてお尋ねしたいのですが、どの年齢層が最も多いのですか?
そうなのですね、てっきり、もう少し低い年代の方かと思っていました。
もちろん、20代〜40代の方も一定数はいらっしゃいますが、最もボリュームがあるのは50代より上の方です。大地を守る会は長くサービスをやっているので、数十年前に入会をして、現在も使っている、というお客様が多くいらっしゃいます。
そうですね。会員歴が私の年より長い方もいらっしゃいますね。(笑)大地を守る会の社内にも、子どもの頃から大地を守る会の食材を食べて育ったという人もいます。
大地を守る会さんと一緒に成長しているなんて、なんだか素敵ですね!ユーザーさんは女性が多いですか?
男性の層を狙って、「男飯」などをプロモートする予定などはありますか?
そのようなニーズが出てくるとのことでしたら、もちろん検討していきます。
消費者について非常によくわかりました。ありがとうございます。
続いて、生産者さんに関してお尋ねしたく思います。現在、連携している生産者さんの数はどれくらいですか?
オイシックスドット大地として全国で2,700名です。
笑顔が素敵なメロン生産者の小野寺孝一さん(茨城県八千代町)
すごい数字ですね!生産者さんとのコミュニケーションはどのように取られているのですか?
大地を守る会には、地域ごとの担当者がおり、その人が、日々、いろんな産地を回りながら、作物の状態や今年の出荷量の見込みなどを生産者さんと話し合っています。
担当者さんは担当するエリアの生産者さん1人1人と面と向かってコミュニケーションをとっているのですか?
担当者は、産地開拓の際はもちろん、その後も定期的に現地を視察しています。ただし、例えば北海道など、距離が離れていて、なかなか行く回数が限られている場所もあります。大地を守る会では、年に数回、全国からの生産者さんが一つの場所に集まる生産者集会というものを行なっており、そちらで対面したりもしています。
北海道の生産者さん集会の様子
生産者集会では、お米や葉物業界など、分野ごとにわかれて、生産者さんが互いのベストプラクティスを共有できるような勉強会をやっています。また、年に一度、3月には東京集会を開催しています。そこでも同じように、全国から生産者さんにお越しいただいています。
大地を守る会さんのスタッフと生産者さんが同じ場で様々な情報共有を行うことができるのはとてもいいことですね。集会では、生産者さんの悩みを伺うことなどもありますか?ある場合、それはどのような悩みですか
確かに、最近、若者が農業から離れていっているということはよく耳にします。大変ですね・・・一緒に解決策を練られることを願います。
なお、少し話が変わりますが、生産者さんとのコミュニケーションの取り方については理解したのですが、消費者と生産者さんが交流できるようなイベントもありますか?
はい、大地を守る会では、そのような交流イベントを数多く企画しています。先ほどお伝えした東京集会では、生産者さん同士の交流はもちろん、メインは消費者との触れ合いとなります。
大地本社のスタッフ、生産者、消費者の3社の合流ができる良い機会です。それ以外にも、消費者が対象になったイベントはありますか?
はい、大きなイベントに関しては、年に4回ほど開催しています。こちらはオイシックスと合同で行っています。また、それ以外にも、メーカーさんに行って工場見学をするなど、小規模のものも実施しています。数でいうと、大地を守る会ブランド単独で年に100回以上となります。
すごいですね!勝手ながらですが、親が子どもに食育を教えるために参加させることが多いのではないかと想像をしています。こちらのイベントの主な対象は子どもですか?
様々ですね。テーマにより、子どもから大人まで参加ができる勉強会や体験会をご用意しています。
稲作体験などのイベントは20年以上前からやっています。5月頃に田植えをして、その後2回草取りをし、9月頃に収穫をし、精米にし、お米のラベルを貼ってから、最終的にご自宅にお届けします。
自分が育てたお米を食べることができるのですね!おもしろいですね!実は私も現在シェア畑をやっているのですが、無農薬栽培がいかに難しいかを日々痛感しています・・・。
シェア畑に関する記事はこちら↓
【シェア畑の口コミと評判】見学・入会体験談:中浦和のシェア畑を始めました!
そうですね。大変ですが、子どもたちは、自然の中でいろんな経験ができるので、いつも大喜びです。無農薬で育てることは、例えば、自分で虫取りをしたりする必要があり、最初は怖くて触れない子どもも、秋には自分から積極的に取っていっている場面もよく目にしています。
子どもの成長を見ることができますね!是非私もいずれ参加をしてみたいです。ここでさりげなくサピールをしておきます。(笑)なお、このようなイベントへの申し込みはどこからできますか?
ウェブサイトまたは、商品カタログに入っている小冊子経由のいずれかからできます。
情報をありがとうございます。それでは、また次回、応募させていただきます!是非一緒にお勉強をさせてください。
話が少し変わりますが、続いての質問は、競合他社との違いについてです。まさに、大地を守る会さんの一番の差別化要因は何ですか?
大地を守る会が誇れることは、一つは42年続いている伝統的な有機の野菜や食材を宅配している会社であることです。そしてもう一つは、農薬・添加物・放射能などの安全性基準が業界の中でも非常に厳しい点です。
素晴らしいですね。私も、食材選びの際、安全性を最も重視しているので、基準が高い食材であることは大きな魅力ですね。ふと放射能という単語が出てきましたが、2011年の震災後、放射能汚染が大きく叫ばれていましたが、野菜宅配を利用している方は、放射能汚染を気にしている方が多いのでしょうか?
新しいお客様などの中には、大地を守る会の放射能検査の体制を信用されたからこそ入会を決意した方もいらっしゃいます。
なお、大地を守る会には、「子どもたちへの安心野菜セット」という西日本の野菜や食材のみ入った野菜定期便もあります。「子どもたちへの安心野菜セット」は、産地が西日本に限定されるというメリットがありつつも、季節が限定されるものが多く、バラエティーが比較的に少ないため、一年中いろんな種類の旬の野菜を食べたい方は「ベジタ」の野菜宅配便セットを多く利用されていますね。
また、他方で、東北の野菜を応援するというテーマのランアップもあり、こちらを購入してくださる方ももちろんいらっしゃいます。
そうなのですね。野菜の産地を選ぶことができるのはとてもいいところですね。「子どもたちへの安心野菜セット」はまだ購入したことがなかったので、今度注文をしてみます!
それでは、最後に、オイシックスさんとの経営統合に関して少しお聞きしたいと思います。当時、業界2位であったオイシックスさんと3位の大地を守る会さんが合併するという話を耳にした際に非常に驚いたのですが、どのような背景で経営統合をされたのですか?
実は、経営統合前も、オイシックスさんとの関係性はありました。オイシックスさんが会社を立ち上げられた際、物流のノウハウ(配送センター・倉庫など)を大地を守る会がシェアするなど、創業当時にお手伝いをしていました。
直近で、Amazonフレッシュなど、新しく同業他社が現れてくる中で、「日本の第一時産業を守り育てる」や「有機を広げていく」というところで、オイシックスさんと一緒になることが最善策であると判断されました。
そうだったのですね。今後は、オイシックスさん大地を守る会さんのそれぞれのブランドは残るのですか?
はい。これまで通り、それぞれ、オイシックスと大地を守る会のブランドで展開していきます。
今でもちょっと不思議に感じるのですが、同じ会社であっても、大地を守る会さん・オイシックスさんは引き続き競合であるように見えます・・・どのように差別化を考えていますか?
差別化というところでは非常に簡単であり、ターゲット層をわけるということです。オイシックスは20代〜30代、大地を守る会はそれ以上のレイヤーを主なターゲットとして設定しています。そのため、カニバリが発生せず、一緒に頑張っていくことができます。
競合が今では味方になったということですね。他には、経営統合にどのようなメリットがありましたか?
以前は、大地を守る会でも若い層を取っていかないとならないなどがありましたが、今ではオイシックスさんとの役割分担ができたので、自身のブランドの強みにより特化することができるようになりました。更に、提携している生産者さんの数が増えることで活動規模を拡大できたり、配送面を一体化することで効率化が進んでいるというメリットもあります。
納得です!ちなみに、大地を守る会さん、オイシックスさんがそれぞれ設定している農薬・添加物・放射能の基準はそのまま残りますか?
はい、それぞれの基準は今のまま残るので、それも差別化要因の一つになります。
オイシックスさんのウェブサイトに大地を守る会さんのブランドの商品が販売されているのを見ましたが、売り上げは好調ですか?
はい、オイシックスさんのウェブサイトからの注文は好調です。
素晴らしいですね!
それでは、こちらで最後となりますが、本記事の読者さんに一言メッセージをお願いします!
大地を守る会ブランドは、食べることを社会貢献にしているころが面白いところです。また、何より、実際に大地を守る会の野菜を食べていただくと、本当に美味しいということがわかるかと思います。私自身、普段、料理はあまりしない中、たまに、この商品はどんな味がするのだろうか?と気になり注文することがありますが、やはり普段のスーパーの野菜とは味が全然違うということを感じます。一度食べていただければ、ファンになっていただけるのではないかと思います。これからもみなさんと一緒に有機の畑を広げていくことができれば嬉しいです!
有機の先駆者として、これまで、大地を守る会の社会的側面が注目されてきましたが、やはり、美味しくないと続かない、と私は思います。そこが最低限です。美味しいものを楽しく食べることが大地を守る会にとって最大の社会貢献であり、大地を守る会のいいところです。先ほど、「味」という言葉が出ましたが、大地を守る会の商品は本当に美味しいです。一度食べていただけると、違いがわかるかと思います。では、なぜこんなに美味しいのだろうか?については、是非ご自身で考えてみてくださいね!
インタビュー取材へのご協力と素敵なメッセージをありがとうございました!
3.大地を守る会を取材した感想
大地を守る会を取材して、最も私の印象に残り、素晴らしいと感じたこととしては、有機食材を広げたいという会社の想いがすさまじく強い点、そして、それを達成するため、長年に渡って一生懸命努力をしてきたという点でした。
日本の社会のニーズを的確に捉え、少しでも人々の健康に貢献したい、また持続可能な農業を実現したいというブレない思想は、創業当時の幻の発想ではなく、今でも根強く大地を守る会に残っており、原動力になっています。
私は、現在大地を守る会の利用者であり、入会を決めたきっかけは、ウェブサイトやネット口コミでしたが、今回、担当者さんに伺った話は、PC画面からではなかなか感じ取ることができない、想いがたっぷりと詰まったものであり、ますますファンになってしまいました^^
まさに、大地を守る会がここまで人気を得ることができた秘訣は、作物・生産者さん・消費者全てを大切にしてきて、真摯に向き合ってきたことにあったのではないかと思います。
また、担当者さんの最後のメッセージにもありましたが、大地を守る会の商品は、食べてみて初めて、素材の旨みが最大限に引き出されている、本当に美味しい野菜であることがわかります。
私自身も、日頃、大地を守る会の野菜定期便を利用している中、この違いを感じています。
美味しく安全な有機食材を食べたい方は、是非一度、大地を守る会を試していただきたいと心から思います。
大地を守る会は値段がお得なお試しセット(12品入りで1,980円)を提供しているので、まだ大地を守る会を利用したことがない方でご興味がある方はまずはこちらから気軽に試してみることをおすすめします^^
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