最近「食品ロス」という言葉をよく耳にしませんか？
この「食品ロスって何？」ですが、いわゆる、まだ新鮮で食べられる食材であるにも関わらず、私たちの何かしらの都合で捨てられてしまう行動のことを意味します。
日本は世界各国と比較しても実は食品ロスがとっても多いのです！その量は年間643万トン！なかなか実感がわかない数字ですが、わかりやすく示すと、日本人1人あたり毎日お茶碗1杯分の食材を捨ててしまっているということになります。
食材を生産するには環境への負担や人間のたくさんの労力がかかりますが、ロスされた食材を処理するのにまたまた同じ負担がかかるのが現状。
アフリカなどでは毎日毎秒飢え死にしている人がたくさんいるのに・・・お茶碗1杯分で何人の人が救えるんだろう・・・？このような背景から、近年で「食品ロス」が強く叫ばれているようになりました。
あなたも心当たりありませんか？毎日どれくらいのまだ食べられるであろう食材を捨てていますか？確かに、たくさん捨ててる・・・反省・・・私も食品ロスに協力したい！でも何から始めればいいんだろう？そう頭に浮かんだ方は、野菜宅配サービスの利用をおすすめします。
食品ロスと野菜宅配って何が関係しているの？と思ったかもしれませんが、あまり知られていないだけで、野菜宅配サービスは食品ロスへの積極的な取り組みをしていて、その野菜宅配を使うことで、簡単にその活動へ便乗することができるのです。
とは言っても全ての野菜宅配がそうかといったら、実はそうでもありません。プラスチックゴミを減らそう！といった観点で容器を変更するなどの取り組みを行っている会社は比較的に多いですが、食品ロスに関してはまだ進んでいないところがほとんどです。
そんな中、食品ロス削減への活動をかなり頑張ってくれている会社が「Oisix ra daichi（オイシックス・ラ・大地）」です。
よくテレビや雑誌などのメディアにも登場しているので、どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか？オイシックス・ラ・大地は、「オイシックス」、「らでぃっしゅぼーや」、「大地を守る会」の3社が統合した大手野菜宅配会社です。
＜＜それぞれの会社についてより詳しく知りたい方は、以前私が各社へ突撃インタビューをしに行った際の感想記事も是非ご覧ください♪＞＞
⭐️オイシックスを取材した！
⭐️大地を守る会を取材した！
⭐️らでぃっしゅぼーやの首都圏センターを取材した！
オイシックス・ラ・大地は「食」を軸にした様々な社会貢献活動を行っていますが、その中でも「食品ロス」に関係する取り組みには大きく4つあります。
【オイシックス】家庭での食材の使い残しを防ぐ
オイシックスで最も人気がある商品は、カット済みの食材と付属の調味料を使って20分前後で1〜2品の料理が作れるミールキット「Kit Oisix（キットオイシックス）」ですが、キットオイシックスの特徴は、必要な分量の食材だけ届けられるといったこと。
このようなセットです↓
材料↓
完成品↓
つまりは、材料を余らせることなく、家庭料理を進められるということから、食材ロスに協力できるといった考え方です。（カレーを作ってて人参が多めになっちゃったから仕方なく捨てよう！なんていったことは発生しません^^）
それからマメ知識ですが、キットオイシックスには、通常は収穫されない野菜の部分が丸ごと使われていたりもするので、収穫時の食品ロスにも取り組んでいるということです。
ニラの事例↓
＜＜ブロガーのおすすめ記事＞＞
・オイシックスのミールキットを試してみた！
・野菜宅配各社のミールキットをランキングで比較した！
【オイシックス】こどもの食べ残しを防止
こどもがいる家庭は非常によく実感ができるかと思いますが、こどもはとにかく好き嫌いが多く、毎食食べ残しが発生しているなんてありませんか？
我が家には1歳の長男がいますが、離乳食の初期の頃は美味しそうににんじんのマッシュを食べてくれてたのに、今になってはにんじんはペッ。食べられる食材の幅が増えたと同時に好みが代わり、好き嫌いが出てきました。特に野菜は嫌いな子が多いですよね？
オイシックスでは、こどもの食べ残しで困っている親をサポートするちょっとした取り組みとして、オイシックスでお買い物をする際に無料で取り寄せができる「ごちそうさまカレンダー」を提供中。
台紙とシールのシンプルな2点セットですが、ごはんを完食した度にカレンダーにシールを貼れるといったお楽しみ＆達成感が頑張りにつながってくれるので、結構ためになります。無料でもらえるということもあり、これはどの親御さんにもぜひ一度は取り寄せていただきたいですね！^^
【らでぃっしゅぼーや】規格外の野菜もお届け
日本の農協は野菜のサイズや形に関してとってもうるさいことをご存知ですか？だから、スーパーには綺麗に整った美男美女な野菜たちばかりが揃っているのです。
規格外のちょっと歪んだり、小さめだったりした野菜たちは、農家さんが自身で消費するか捨てるかのどちらか2曲の運命をとげます。食べるといっても限界があるので、残念ながらほとんどがぽいっとされてしまうのが現状です。
らでぃっしゅぼーやには、家族の規模に合わせて、新鮮なおまかせの旬の野菜を届けてくれる野菜セット「ぱれっと」が販売されていますが、こちらに入ってくる野菜たちは時には規格外のものもあります。（もちろん、らでぃっしゅぼーやにも独自の規格は存在しますが、農協よりはるかに幅があるのが特徴です。）
実際に私が取り寄せたぱれっとの野菜たち↓
ぱれっとを取り寄せることで知らないままにも食品ロスに貢献することができるのです。
＜＜ブロガーのおすすめ記事＞＞
・らでぃっしゅぼーやの「しきさいぱれっと」と「らくらくぱれっと」の口コミ体験談
・らでぃっしゅぼーやの「産地限定ぱれっと」の口コミ体験談
【大地を守る会】規格外の魚や野菜をシリーズ化して販売
先ほどのらでぃっしゅぼーやの取り組みと同様に、大地を守る会でも、B品を「もったいナイシリーズ」と名付けて販売をしています。
らでぃっしゅぼーやは野菜に特化していましたが、大地を守る会は野菜に加えて魚やお米まで拡大しています。なお、この中で特に力を入れているのが魚。
傷がついている・破棄される部位・規格外・馴染みのない魚などを理由に、通常ではスーパーや食材宅配では出回らないような魚を取り揃えています。希少部位や希少な魚に出会うことができるので、結構楽しいですよ♪
＜＜ブロガーのおすすめ記事＞＞
・大地を守る会のもったいない魚・もったいないシリーズの口コミ体験
・大地を守る会のもったいない魚の生産者さんに会ってきた！
このようなメインとなる活動以外にも・・・
子ども食堂に食材を提供する
傷があったり熟しすぎた野菜や果物を新鮮なうちに調理して、低収入の家庭のこども向けに食事を提供している「子ども食堂」に寄付しています。
生産者さんとの契約時に量を決定
オイシックス、らでぃっしゅぼーや、大地を守る会の野菜セットのほとんどは定期便です。生産農家さんとは、どの時期にどれくらいの生産量を見込んでいるのかの計画を事前に共有・合意しているため、過剰生産の阻止ができています。
家庭からでた野菜クズをひきとり、畑の肥料として再利用
家庭で野菜を調理する際、皮や中の種、根っこ部分などはそのまま生ゴミとして捨てられますが、こちらを引き取り、専用の機械で乾燥させ、有機肥料や堆肥として農家さんの畑で再利用できるような仕組みを取り入れています。
オイシックスで食材のお買い物をすると、「ファーブル」と呼ばれる、会社の社会貢献活動を紹介する創刊が一緒に届きます。こちらも参考になりますよ！^^↓
野菜宅配で食品ロス削減への貢献！まとめ
こんな感じで、オイシックス・ラ・大地のいくつかの代表的な取り組みを紹介させていただきましたが、いかがでしたか？意外に全然知らなかったよ！といったことが多かったのではないでしょうか？
急に食品ロスを減らす、と言われても何か取り組めばいいかわからない・・・！そんな方は、オイシックス・ラ・大地を利用することで知らず知らず、食品ロス削減への貢献ができるというわけです。
また、これはオイシックス・ラ・大地に限りませんが、野菜通販の特製上、必要な食材のみ購入し、スーパーでのながら買い・買いすぎを防止できるといったことも、ゆくゆくの食品ロスの削減に繋がります。
私たちの次の世代が暮らしやすい地球環境になることは、今から取り組んでもまだ遅くはありません。世界中の人に食料が行き届くよう、ぜひできるところから食品ロスの削減に取り組んでみてください！
