野菜人.comでは、日々、オーガニック食品の情報や最新のトレンドをご紹介中です。そんな中、今回たまたまお話するご縁があり、私もヘビーユーザーである、関西の有機野菜宅配サービス「坂ノ途中」さんについて少しご紹介したいと思います!野菜宅配を始めようかな〜といろいろネットで検索したことがある人は、名前だけは一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
坂ノ途中の野菜については、野菜セットを取り寄せて、食べてみた体験談を複数記事で過去にご紹介してきましたが、今回、たまたま素敵なきっかけで、京都の本社に出向き社長さんと提携農家さんに取材をすることが実現しました!坂ノ途中が気になっている、大手野菜宅配と比較して本当のところがどうなのがわからない、そんな人にとっては興味を持って読んでいただける記事なのではないかと思います。
目次
坂ノ途中の本社に行き、社長の小野さんの熱い想いを聞いてきた!
坂ノ途中は、京都に本社がある、京都や大阪、和歌山などの関西を中心に有機農業を行なっている農家さんと提携をしており、彼らが作った有機農産物を仲卸として全国の消費者に届けている野菜宅配サービスです。
これまで何度も野菜セットを注文してきたので、個人的には馴染みのある野菜宅配さんでしたが、まさか直接お話できる日が訪れるとは思っていませんでした!めちゃくちゃ嬉しい♡てなことで、野菜人の京都出張レポをお届けします!
本社到着!
こちらが、坂ノ途中の本社。京都駅からバスで20分ほどである京都市下京区にあります。見た目は普通のオフィスビル^^;笑
記念にぱしゃり(写真好きなので、すみません、これからちょこちょこ登場します)♪
早速中にイン!印象的な看板が出迎えてくれました。従業員向けに農家さんが送ってくれたメッセージカードだそうです。入った側からほっこり^^
今回のインタビュー場所である3階へ。オフィスビルには、複数箇所に、難しそうな書籍が並ぶ棚が!農業や環境保全にまつわるテーマの本がほとんどです。
こだわりの棚には、これまで獲得した表彰や商品がディズプレイされていたり。坂ノ途中は、野菜がメインとなりますが、コーヒー・お米・調味料・お菓子など、加工品も少し販売しています。
お越しになりました!代表の小野邦彦さん。
今日はよろしくお願いします!まずは、簡単な会社&自己紹介をお願いします。
小野さん「坂ノ途中の小野です。野菜を売っています。僕たちの大きな特徴としては、3つあると思っています。1つめは、農薬と化学肥料を使わずに栽培された野菜を取り扱っていることです。有機の認証はとってないものが多いですが、全ていわゆるオーガニックです。」
※有機JAS認証は、農家さんにとって、お金と労力がかかるため、全ての農家さんが気軽に取得できるものではありません。後ほどのお話にも出てきますが、坂ノ途中は、若くて、新しく農業にチャレンジしたい人を応援していることから、書類を作って認証機関の方を招いて認定してもらう、というプロセスはしていませんが、提携農家さんが使用する資材は有機JASのルールと同じです。
小野さん「2つめは、野菜にやたらバリエーションがあります。年間450種類くらいの品種を取り扱っており、野菜セットの定期宅配を取っていただいても飽きないし、バリエーションがあって、ちょっとカラフルな料理ができてインスタにあげたくなったりと、「楽しさ」を大きなコンセプトにしています。」
確かに、これまで私が注文した坂ノ途中の野菜セットには、マコモダケ、バターナッツかぼちゃ、ビーツなど、一般スーパーではなかなか目にしないものが入ってきたりしたことを思い出しました^^
マコモダケ↓オーブンで15分ほどカリッと焼いてからお味噌orお醤油でいただきました♡旨味たっぷり!それから新食感!
バターナッツかぼちゃの天ぷら↓一般的なかぼちゃと比べて甘みが強く、ジューシーさがあります♪
小野さん「3つめは最大の特徴でもある「誰が育てた野菜かがわかる」ということ。僕らの取引農家さんは関西中心に300軒くらいいらっしゃいます。9割近くが、脱サラなどをした新規就農者(=新しく農業を始めた人たち)です。
新しく農業を始めた人たちって、イヤイヤやる人が誰もいません。農業をやりたくてやりたくて始めるので、めっちゃ勉強しはるし、頑張ります。なので、できてくる農産物の品質もかなり高め。なんだけど、彼ら彼女らの挑戦は報われないことがほとんどなんです。
新しく農業を始めるとなると、まずは農地を借りることからスタートしますが、空き農地って条件が悪いから空いているわけです。例えば、狭いとか水はけが悪いなど。ちょっと雨がふったら早速びちょびちょになってしまいます。どうしても、そういう残念な畑になることが多いんです。
それから機械や設備にもそんなにお金をかけられない人がほとんどです。こうした理由から、生産できる量が少量で不安定になります。少量・不安定のものは、普通の流通の会社さんはなかなか扱いません。
大手の野菜宅配会社さんは、市場を大規模に動かすという観点でとても意味のあるお仕事をされていると思いますが、その仕組み上、新規就農の人は取引相手になりづらいといったことがあります。
そうすると、新規就農者は近所の直売所に出すだけになっちゃいます。直売所って値段が安いことが多いので、新規就農の人は儲からず、経営が成り立たなくなります。お金が足りなくなっていって、夜にバイト掛け持ちを初めて、体を壊して辞めていく人、最終的に貯金がつきて辞めていく人などがたくさん。これが今日本中で起きている現象なのです。
新規就農した人たちの農産物は、少量・不安定といった弱点はあるけれども、彼らは好きで好きで、野菜を愛して本当に熱心に勉強しながら農業をしていて、そのため、野菜の味がやっぱりすごく美味しい!
しっかりとした味があるので、不安定なものを他の会社さんが扱わない分、僕らが取り扱うことで、新規就農の人たちの農産物を普通のお客さんが楽しめる仕組みを作ろうとしています。」
そもそもなぜオーガニックの野菜を取り扱いたいと思ったのですか?
小野さん「農業は非常に多面的です。いろんなかたちで農業に関わり出す人がいますが、僕の場合は「環境問題」が引き金になりました。環境への負担を減らしたい、と考えたのです。
農薬化学肥料を敵視するわけではないですが、やっぱり依存しちゃっていると土は痩せるし、生き物の量は減っていくし、地球のエネルギーをすごく使ったりするから、なるべく農薬化学肥料に頼らないことを仕事にしたいと思いました。
また、起業の一番のきっかけは、バックパッカーをしていたことです。いろんな場所に行っていると、自分がどうあるべきか、いろいろと無駄に考えすぎちゃって。人間が、自然に負担をかけながら生き続けることに疑問を感じたんです。
そんな中で、自分が果たせる役割は何?とつきつめた時に、自然と人間の結びであるのはまさに農業であることに気がつきました。農業のあり方をもう少し持続可能なものにしていきたいし、将来、環境への負担を小さい農業を広めたい。そんな思いで、バックパッカーを終わらせて日本に帰国をしました。
また、学生の時に着物屋の運営に携わったことがあります。その時に自分でビジネスをすることの大変さを感じていました。そこで、お金貯めたり、社会人経験を積むということも大事だと思って、外資系の金融機関で、2年ちょっと、東京でサラリーマンをして、お金貯めました。そこで、今の会社を作りました。」
有機野菜の宅配会社を起業されたとのことですが、欧米ではだいぶ有機が進んでいる中、日本はまだまだといった印象です。その現状をどうお考えですか?また、今の日本を変えるためには会社として何をやっていきたいですか?
「僕は、バックパッカーをやったり、フランス系の会社で働いたり、いろんな国をふらふらしていたから、それぞれの国の農業に対する向き合い方が全然違うと感じます。日本で特殊だと思うのは、オーガニック食品は、安心安全・健康・環境に配慮する方など、まだまだ一部の人のみが買っていることです。
ほとんどの人にとっては、「健康マニアの人のためのものでしょ」であり、僕はまさにそこにギャップを感じています。
環境への負担を下げていくのには、消費者も、選ぶという側面で大事な役割を担っています。坂ノ途中を利用することを通じて「環境への負担を下げていくためには何を買うか?」を考えるきかっけにしていただけたら嬉しい。
ちなみに、僕たちのウェブサイトの特徴は、「オーガニックの野菜を売ってる会社です」とは言っていますが、多分日本で唯一、どこにも「安心安全」と書いていません。
言っていることはすごくシンプルで「環境への負担を減らす農業をやっていこう」といったことなんです。」
「ちなみに、環境に配慮した農業って、植物がタフに育つ傾向にあります。加えて、美味しいし、野菜の個性があって楽しい。だから知って、触れてください!そういったメッセージなんです。
こうやって、オーガニックが広がっていくきっかけを作ることができればいいばな、と思っています。」
日頃、農家さんとどのようなコミュニケーションを取られているのですか?
「僕たちは、現在、300軒ほどの農家さんと提携していますが、日々いろいろと相談をし合っています。「これ出せる?」「出せへんわ〜」「これくらいなら出せるよ!」みたいなやりとりはしょっちゅうです(笑)。また、「来年ミニトマトに挑戦してみようと思う〜」と相談されたら、ミニトマトの栽培技術レベルが高い別の農家さんを紹介したり。使う資材について、こっちの方がお得だよ〜などの農業のおすすめ情報を出したりもしています。
仲卸とはちょっと異なるポジションのようですね
農業以外の分野での相談もたまにあります。「家買おうと思うけど、住宅ローンってどう思う?」には、金融出身者目線でのアドバイスをしたり。「結婚しようと思うけど、農業で家族を養えるかが不安・・・もうちょっと規模を拡大して活動をしたい」といった人には、結婚できるように、今の1.5倍目指しましょう!と一緒に目標を立てたり。単純な取引先というより、パートナーでありたいと思っています。」
何事も一緒に入って考えてくれるといった素敵なパートナー的な存在なのですね
また、農家さん自体がバックグラウンドが面白い人が多いです。ブラジル人の農家さんがビーツを広めようと頑張っていたり、禅宗のお坊さんだった人とカナダ人の女性が結婚して京都でベビーリーフを育て始めたりなど。
野菜ってすごく多様で面白いですが、農家さんも多様なんです(笑)。このように、野菜の楽しさをもっともっと伝えられるようにしたいですね。」
自社農場に関するご質問です。なぜ自社でも野菜を育てようと思ったのですか?
「自社農場は、野菜を育てるだけでなく、就農を目指す人に現場を見ていただくという意味も持っています。オーガニックと言っても、いろんな栽培スタイルがあります。
たとえば、不耕起自然栽培、自然農法をやりたい、という方にお会いすることがよくあります。
けれど、特に関西は水はけが悪い場所が多く、失敗してしまうことも多いんです。うちの自社農場で実践することで、自然農法は「栽培効率としては落ちますよ〜それでもやりたいと思いますか?」などの会話を説得力を持ってできるようになります。また、自社農場では、耕すし、有機肥料も使うし、の現代的な有機農業もやっています。
いろいろとやることで、就農を目指す方が対比ができ、未来のイメージを描きやすくしたいと思っています。
また、瀬戸内海の島でみかんとレモンもやっています。果物で就農するとなると、これは野菜とはまた全然違う難しさがあります。それもそれで、自分たちとしても体験しておきたいと思って始めました。」
サービスの利用料金についてのご質問です。有機栽培のお野菜は一般的には高くなりますが坂ノ途中さんは有機でありながらコスパが良いのが特徴です。秘訣はなんですか?
「提携農家さんが近隣の方が多いことで、物流コストが他社さんより抑えられていることが大きいですね。また、広告宣伝費を圧縮するなど、他の経費もなるべく抑えています。
農家さんからの仕入れ値はだいぶ高いですが、物流費と広告費を削減していることで、お客さんに払ってもらう値段はより安く、といったことができます。」
坂ノ途中の価格帯
- Sセット:¥3,980(税込)(7〜9種類の旬の野菜、2〜3人向け)
- Mセット:¥3,980(税込)(11〜14種類の旬の野菜、3〜5人向け)
- Lセット:¥5,280(税込)(12〜18種類の旬の野菜、4〜6人向け)
「自社便を始めた理由には、品質を保ちたかったところにあります。僕たちは、農家さんとの日々のやりとりでだいぶ細かく品質を上げるための努力をしています。品種選びでは、こっちが美味しいからとか、また収穫の時間帯をアドバイスしたりとか。
でも、宅配便を経由すると品質が落ちてしまうことが残念ながらあります。なので、自分たちで配達するって結構不慣れだけど、それから、なかなかコストもかかるけど、できるだけ自社便でやろう、ということになりました。京都の会社なので、最初は京都近郊だけ自社便を走らせていましたが、大阪、兵庫、東京にも拡大しました。
また、集めてきた野菜は、普通の流通の会社さんだと、出荷効率が良いように、1〜3日ほど在庫してから箱詰めしていることがあります。でも僕らは、農家さんに、品質のためにだいぶ工夫してもらっているので、効率のために楽するのはやめよう!と考え、ギリギリのリードタイムで野菜の出荷をしています。」
時短商品としてミールキットや冷凍食品などの便利商品の需要が増えていますが、今後そういった商品の開発は考えていますか?
「ミールキットを作るとなると安定してたくさんの原料を調達する必要があります。僕らは、量が不安定でも、ちょっとしか採れなくても、美味しい季節の野菜をお届けしたいというスタンスを最も大切にしています。なのでミールキットは今後もやらないと思います。といっても実は、野菜が美味しいと焼くだけでも立派に料理になるので、意外と手間はかからないんですけれどね。
商品数全体に関しては、今後充実させていく予定です。2年前と比べてもだいぶ商品数は増えました。社内には「おいしいもの担当」というスタッフがおり、みんなの意見を聞きながらも、常に美味しいものを探しています。美味しく面白い商品をお客さんにも知ってもらおう!という感じで、商品を増やしていっています。」
※坂ノ途中が取り扱っている野菜以外の商品
果物、お米、調味料、お茶やジュースなどの飲料、乾き物、お菓子やジャム、豆類、コーヒー豆、ベビーフード、みつろうラップやコンポストなど
最後に、坂ノ途中の今後の事業目標についてお聞かせください。
「環境への負担を軽減した、小さい農業が広がっていくことを目指しています。また、消費者の買い物のものさしに、「美味しい」、「値段」などだけではなく「環境への負担」も入っている状況が定着していったらいいですね。」
生産者窓口の横田さんへインタビュー
代表の小野さんに続いて、その他の社員の方ともお話できるとのことで、続いて、生産者窓口担当者、人事担当者、お客様窓口担当者とのインタビュー内容もご紹介したいと思います。
自己紹介と仕事内容をお伺いできますか?
「私は、主に、毎週野菜セットの内容を考え、組んでいる担当です。生産者さんとの直接的なやりとりも行なっています。例えば、日々農家さんからいただく、「こういう野菜の出荷が始まったよ、来週はこれがたくさん収穫できるよ〜」という連絡をとりまとめたり。
また、季節によって野菜の内容が変わってくるので、それぞれを見ながら、セットのバランス・組み合わせを毎週考えています。楽しいセットにすること、お料理がしやすいセットにすることを心がけています。
農家さん担当もしているので、「こういう野菜育てたいんだけど、どうかな〜?」などの相談に答えたりすることもあります。その時には、「お客さんにはこういうのが好評でしたよ〜」と、お客様のリアルなお声を伝えたりしています。
例えば最近だと、ミニ系(白菜とかキャベツなど)の需要が高まっているため、小さめのものをいただけると嬉しいです、などの話をすることがよくあります。それで、「あ、じゃあ来期挑戦してみようかな〜」などの約束をしたりなど。」
日頃のお仕事のやり甲斐はどのような部分で感じられますか
「私が個人的に嬉しいな〜と思うのは、例えば今年だと、ミニ白菜やミニキャベツを作って欲しいことを半年前くらいに農家さんに話をし始めて、「じゃあ11月に入ったら出荷するね〜」ということで、実際の野菜が手元に届き始めて、箱詰めできて、お客様にお届けできた、最終的にお客様から「美味しかったよ」と喜んでいただける、といったところが楽しいです。
また、出荷場で仕分けするときも、「あ、白菜出てきた、秋が深まってきたんやな〜と」感じられる瞬間や、可愛らしい見た目の野菜を取り扱っていて、気分が上がります。」
横田さんが野菜にまつわる仕事をしたいと思ったきっかけがあれば教えてください
「私の祖父母が農家でしたが、親はサラリーマンで、私自身も、おじいちゃんが育てた野菜をたらふく食べること以外には、当初は農業にはあまり興味がありませんでした。しかし、大学に上がってから国際協力に興味を持ち、ネパールに行きました。村の中では、電気もないし、火も自分で起こして生活しなければならない環境を見て、自分がここに住んだら1ヶ月くらいでのたれ死ぬな〜と感じて。
一から野菜を育てて、自分たちで調理して、といった人たちの生きる力に衝撃を受け、自分も生きる力がある人になりたい!と強く思いました。その時に、自分の祖父母をふと思い出しまして・・・野菜も乳牛もやってたし。また、山を持ってたので、木を切って、道具を作ってなど、身の回りのこと全部を自分たちでやってたな〜と思い返すと、「農業」という仕事がすごく大事で、まさに、生きる力がある素敵な仕事だと、その時に初めて感じたんです。
自分自身、農業をやってみようかとも思いましたが、若い人が全然就農できていない現状へのもどかしさ、若い生産者が増えていかないと日本としてもよくないと、強く思ったので、坂ノ途中で新規就農者の方を支援したいと考え、入社しました。」
お仕事をしている中での苦労・難しいと感じることは何ですか?
「日頃苦しいなと思うことは、農業は天候に左右されやすく、順調に育っていた作物が急にダメになってしまうことです。例えば、今年の6〜7月はずっと雨で、野菜の多くが病気になったりして痛んでしまい、このように、日々不安定になってしまうのが苦しいです。
避けられない部分ではもちろんありますが、台風が来るとなると胃が痛くなります(笑)。それでも、良い野菜をお届けしたいという想いがあるので、大変なエリアが出てきたら、その他の地域の農家さん全員に協力をいただいて、災害があっても、なんとかお届けできるように頑張っています。」
最後に、横田さんが思う、坂ノ途中の野菜のアピールポイントは何ですか?
「やっぱり美味しいということですね!それから、季節の移ろいを感じてもらえることでしょうか。秋に近づくと、まずは長野などの寒いところからカブが出てきて、次は関西で出始め、寒さが深まるにつれて同じカブでも甘みが増していきます。野菜セットの週1または2週間に一回の定期宅配をご利用いただけると、徐々に、あ、味わいが変わってきたな、などの楽しさを体験できるかと思います。」
人事の松村さん、お客様窓口の黒田さんへインタビュー
まずは黒田さんからお伺いします。簡単に自己紹介をお願いします!
黒田さん「私は、お客様窓口という部署に所属しており、日々、電話やメールでのお客様からのお問い合わせを受けていることと、また、SNSを担当しています。お客様と直接やりとりさせていただいていることから、いろんな部署にお客様のことを伝えています。例えば、野菜セットを組むスタッフと一緒になって、お客様目線だとこうだよ、などを共有したり。
また、農家さんを担当をしているスタッフもいるので、お届けした野菜についてこういうお声があったよ、などを伝えたりしています。」
お客様からのお問い合わせにはどんなものがありますか?
黒田さん「例えば、坂ノ途中の野菜のセットは、おまかせの野菜セットです。他社の野菜宅配さんだと、自分で野菜の内容を入れ替えることができますが、そうなると、結局、同じ野菜ばかりチョイスしてしまう、また、珍しい野菜も入ってくることで、料理のレパートリーが増えたなどのポジティブなご意見をいただくことがあります。それから、苦手だった野菜が美味しく食べられるようになったなど。野菜の感想などを多くいただいています。
一方、先ほどと逆で定番野菜が欲しい方もいらっしゃれば、珍しいものが欲しいという方も。もちろん、皆様に100%満足していただきたいですが、定番野菜が続いてしまい、お客様のところで野菜が余りがちになってしまう時もあります。ご連絡をいただければ、お客様の思考やアレルギーなどを配慮して、特定の野菜だけその時々に抜くこともできます。」
坂ノ途中の利用者さんはどんな層のお客様が多いですか?
黒田さん「30〜40代のお客様が最も多く、その次には50〜60代の方でしょうか。子供が生まれたことによって食に対して改めて見直す・関心を持たれる方が比較的に多いように感じています。世帯は、独身で一人暮らしの方、夫婦の方、家族世帯など、まんべんなくです。」
他の野菜宅配会社が注力しているミールキットや便利食品について提供予定はないとのことですが、坂ノ途中さんのお客様は、主婦や料理好きの方が多いのでしょうか?
黒田さん「野菜自体が美味しいので、あまり手の込んだ料理を作る必要がなく、塩胡椒の味付けだけでも十分なので、忙しい方でも、お料理がちょっと苦手という方でも満足して利用いただけるかと思います。」
ちなみに、スタッフの皆さんは料理好きなのでしょうか?
「以外とそうでもないです(笑)。野菜が美味しいと、料理が上達しないんです^^;
シンプルに、茹でるor炒めるで終わっちゃうので(笑)。あとは、野菜宅配会社のスタッフでも、必ずしもビーガンやベジタリアンではないですし、たまにジャンクを食べたくなったり。
ラーメンなどの具にちょっと野菜を加えるだけで、気持ちがよくなり、バランスが取れると感じています。」
従業員のみなさんはやはり野菜好きが多いのですか?
黒田さん「お昼ごはんにまかないのランチプレート(※京都オフィス限定)が出て、ベジタリアンに近い、野菜多めのメニューとなるので、昼食をメインに栄養を摂る人が比較的に多いような気がします。特に、男性スタッフは家で自炊しない人が多いので。」
続いて、松村さんにお聞きします。まずは簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか。
松村さん「私は、もともとお客様窓口にいましたが、現在は人事マネージャーとして採用や社員の管理などの業務を行なっています。入社のきかっけは、もともと、代表の小野と幼稚園からの同級生で、転職を考えていた時に、誘われて入社をしました。
以前はオーガニックのアロマやコスメの商品を扱う会社で働いていたり、また、一時期カナダに住んでいたことがありますが、地産地消やサステナブルな考え方と触れ合い、そういった価値観になりました。」
社員の方はどういう方が多いですか?
松村さん「面白い人が多いですね〜。それから、人柄的に優しい人が集まっているような気がします。環境系の関心が強く、皆おだやかです。正社員の離職率も低く、ゼロの年度もあります。一回辞めると決めた人も、やっぱり辞めるの辞〜める、と言ったり(笑)。
また、中には、もともとお客様だったけど、ホームページで社員紹介を面白いと感じて、社員になった人もいます。似たような思いを持っている人が集まっているし、家族的でアットホームな良い環境を作れていると感じています。」
松村さんが坂ノ途中に勤めていてよかった思うことは何ですか?
松村さん「私は、極度な飽き性であるため、以前は2年ごとに転職を繰り返していました。初めてこんなに長く続いている仕事が坂ノ途中です。成長途中で、変化が多い会社ということがあり、急に今までのやり方が変わったり、また、自分の意見をすぐに取り入れてもらえるなどといった部分がやりがいに繋がっています。
世代・性別問わず、関心ごとが近く、野菜以外の話でも盛り上がれることが嬉しいです。また、多種多様だけど、価値観が近い人と働けることでしょうか。例えば、ビーガンではないけど、普段肉をあまり食べないとか、サランラップをエコラップで代用しているとか、洗剤なども環境に配慮しているものを使っているなど。」
ランチは念願の社内まかない!
ランチタイムがきたので、お外で何食べようかな〜?と考え始めたところ、なんと!インタビューの中で出てきた、まかないプレートをいただけるとのこと!わ〜♡♡♡
こちらが、まかないが作られているキッチン。まかないを作る専任の担当者の方がいます。
毎朝入ってきた野菜を見て、何を作ろうか〜?とその場でオリジナルレシピを思案しているのだとか。もちろん、全て、提携農家さんの有機野菜が使われたプレミアムなランチプレートとなります(レストランとかで頼んだらきっと相当な値段が・・・)^^
今日はゴロゴロ野菜が入ったカレー!ビーツとじゃがいものサラダに、おつまみにピーナッツも入っていました。めちゃくちゃ美味しそうですね!♡
そして、味も、見た目を裏切らなかったです。
れんこんはシャッキシャキ!丁度良い茹で加減でした。
じゃがいもは旨味た〜っぷり!
ビーツもとても甘く、かみごたえ抜群。
こちらは、ちょっと珍しい、原木栽培という栽培方法で作られた巨大なしいたけです(一般的なしいたけは菌床栽培がほとんど)。
果肉がみっちり!人生で食べたしいたけで一番美味しかったかも♡
ピーナッツは殻をとって、中の実を出します。こういう食べ方ってなかなかしないので、新鮮でした。
以上が今回のまかないの内容でしたが、とっても美味しく、はんぱない満腹感でした。これなら確かにお肉を食べなくても十分!
ランチの後にはちょっとしたお土産もいただいちゃいました^^(お土産まで!至れり尽くせり!!)坂ノ途中のオンラインショップで購入ができる加工品です。
デカフェのコーヒー、コーヒー豆入りのクッキー、ハーブソルトです。
後日家で使ってみましたが、コーヒーはデカフェにしては味が濃くって美味しい!(妊娠中に飲んでいたデカフェはめっちゃまずく感じましたが・・・こちらは格別♡)クッキーも、生地の甘みに、コーヒー豆のほのかな苦味&かりっと食感がとてもバランスがよかったです^^
ハーブソルトも大ヒット!ズッキーニーを焼いて振るだけ。簡単だし、野菜の旨味をしっかりと残せる、最高の調味料です(こちら、リピート決定☆)
本社をぶらり見学!
ランチが終わってお腹が落ち着いてきたということで、本社の他の場所も少し見学をさせていただきました。
こちらは、コーヒーを扱っているお部屋。世界中からやってきたコーヒーが在庫されています。
このように、焙煎されていない豆の状態のものも置かれています。生のコーヒーってこんな白っぽいんだ!初めて見ました^^
続いては、お野菜が届き、箱詰され、出荷されるまでのプロセスが見られる場所まで。
坂ノ途中では、お野菜が箱詰め&発送の最後の最後まで新鮮であるように、農家さんが前日(または当日)に収穫をしてくれます。届いたお野菜は、このような大きな冷蔵庫にイン。こちらで少し待ちます。
出荷担当さんが来られたらお仕事スタート。まずは、肝心の箱たちを作って・・・
こちらのお部屋で、このように箱に仕分けて・・・
その後、今日の決められた野菜セットのメニューのとおり、ひとつひとつ検品しながら箱詰めをしていきます。
箱詰め作業が完了したら、本日中に宅配会社さんに荷物を出して、発送作業に入ります。
前日収穫で、1日で箱詰め作業と発送作業が行われるという頑張りが、これまで注文した坂ノ途中の野菜たちがみんな最高に新鮮であった秘訣なのですね^^
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さてさて、ではここからは、提携農家さんに直撃していきます〜!車で50分ほど、京都の南側へ移動します。景色はこのような感じで、畑畑って感じ!空気も、都会のものと全然違います!肺に入れてこのまま持って帰りたい^^;
坂ノ途中の提携農家さんから野菜のこだわりについて聞いてきた!
【小松菜と春菊担当】COCO de Planter`sの児島さん
※コロナの感染対策のためマスクを着用しています
今回は、京都の南丹市という場所に位置している、主に、ほうれん草・小松菜・春菊・トマト・お米を栽培している、COCO de Planter`sの児島さんという方の元へ行ってきました!
可愛らしいエントランス。猫ちゃんがお出迎えしてくれました。
児島さんも現れました。実際の栽培場所まで移動しながら、ちょっとお話。
児島さんが農業をスタートしようと考えたきっかけを教えていただけますか?
私は、兵庫の出身で、武道の大学を出てから、農業に関係するいくつかの会社に勤めました。でも、毎日のルーティーンワークに飽き飽きしていたのと、自分が本当にやりたいことは自給自足の暮らしであることに気がつき、8年前に京都に引っ越しをして、独立を決心しました。
最初はなかなかうまくいかず、バイトと農業を掛け持ちしていましたが、徐々に規模を拡大し、現在は8ハウスに複数の畑を持って、1年間を通して栽培をしています。」
なぜ慣行栽培ではなく有機栽培をしようと思ったのですか?
「有機栽培のほうが始めるのにハードルがあるんですけど・・・最初は勢いですね!(笑)農薬を使わずにやるほうがかっこいいと思ったし、他の人と違ったことをやりたかったし、あとは、環境への思いもあるからでしょうか。それから、有機農業は、しっかり綺麗にできたら、単価はつけやすいということもあります。」
有機栽培をやっていて難しいと感じることはありますか?
「うちは、有機JAS認証を取っているのですが、取得するのがめちゃくちゃ大変で途中で挫折しそうになりました(笑)。1年以上有機JASの基準で栽培して、その後認証を得られるわけなのですが・・・申請書類がとにかくたくさんあります。
また、田んぼや畑を借りたり返したりするときにも、栽培方法の情報や図面を出しなおすなどの手間がかかります。細かいところだと、横の田んぼがヘリ防除しているかを調査してください、などと言われたり。他にもたくさんありますが、とにかく、全てが細かいんです。」
日本で有機栽培をやる農家さんが増えないのも、そのような背景があるかもしれませんね!
「そうですね・・・日本は、有機産物の面積が全体の1%もないですから、欧米などと比べると少ないですよね。あとは、日本人の気質もあるかと思います。丁寧な梱包に、ちょっとでも虫が食ってるものはあかん!などと、綺麗な野菜を好む傾向にあります。
農協の人もとても頑張っていて、例えばきゅうりだと、規格が12くらいあって、大きさ・形が少しでも規格外になってしまうと、非常に単価の安い等級になります。以前アメリカのスーパーに行った時には、野菜は全部山盛りだし、形がそんなに綺麗ではないのが印象的でした。」
※私(筆者)は、ヨーロッパの中央にあるポーランドの出身ですが、ポーランドも野菜はkg単位で、山盛りで販売されています。綺麗さより、なるべく農薬は少なめに、といった安全性を重視する文化があります。
「また、栽培方法だけではなくて、販路の確保が難しいということもあります。農協に出す場合には、そこの指導の元に作るので、比較的簡単ですが、有機栽培は皆自分のスタイルやその土地にあうように育てますし(例えば、うちは鳥を飼ってるから鳥系の肥料を使うなど)、売り先も、自分で見つけないといけません。経済的な面だけではなくて、物理的にスタートしにくいのが有機農業なのです。」
こちらが、小松菜とほうれん草が育っているハウスです。
葉が綺麗な緑色で形もだいぶ均一。虫食いも全然なく、作物を綺麗に育てるのが難しい有機栽培にはまるで思えないですね!
とても綺麗な見た目に育っていますが、草むしりや虫取りはご自身でやられているのですか?
「いいえ、夏場に「太陽熱消毒」をしているため、草も虫も手では取りません。土作りをした後、スプリンクラーで上から水をかけます。その後、透明のビニールを引いて中を熱くし、そこで表面に落ちていてすぐ発芽しそうな雑草の種や病原菌・害虫を蒸し焼きにします。温度が上がったら、ビニールを取れば除草が完了です。」
春菊の畑「こちらの畑の特徴は、ウネが高いことにあります。根腐れを起こさないようにすることがその目的にあります。地下に水脈があるようなのですが、下に水が溜まってしまうことで、作物の根っこが呼吸ができなくなり、最終的に腐ってしまうのです。
ウネを上げてやると、水がつかない部分が出てくるので、それを防げるというわけです。」
収穫はどなたがやられているのですか?
「収穫は手作業ですが、私自身がやる時とパートさんにお願いする時、それから、福祉施設の方にお手伝いいただくこともあります。」
※「農福連携」といい、福祉の人が農業の現場で働いてもらうといった事業もやられているそうです。
「私は、田んぼでの作業や経営管理全体も担っているので、収穫が比較的簡単なほうれん草と小松菜は、地元の友人やママ友などにお願いすることが多いです。ほうれん草と小松菜は収穫が比較的簡単。ある程度やったらすぐ覚えられる。春菊は、枝を撰定しながら収穫する必要があり、それがちょっと難しいので、私がやっています。」
他の農家さんとの連携などはあったりしますか?
「はい、この時代なので、SNS経由で情報共有をしています。「これやったらうまくいった!」などとアップする農家さんに対して、「それってどうやるの〜?」みたいなことを、たとえ遠方であっても、直接質問ができるようになりました
ただ、SNSを使われていない、60〜70代の人の技にはなかなかたどり着けないですね〜。この近くに、トマト苗を作るのがすっごく上手なご高齢の農家さんがいたのですが、どこよりも苗が強く育っていました。どうやったらそうなるんだろうか〜?といろいろと考えている中、残念ながら80台半ばで亡くなってしまいました。」
これから先何十年と引き続き有機農業をやっていきたいですか?
「はい、もう10年くらいこの業界にいて、今更、よっぽどのことがない限りは、慣行栽培には転換しないと思います。ただ、お米だけに関しては、万が一食料危機が起こってしまったら、農薬を使ったお米を作るかもしれません。お米は、除草剤や活性肥料を一回使うだけでも、作れる量が1.5〜2倍になるので。
もしも本当に飢えてしまうくらい食料が必要になれば、もっとも沢山食料が生産できる方法で栽培すると思います。」
最後に、有機栽培で成功する秘訣を教えてください!
「有機農業で一番成功している人って一見大規模農家さんだと思われがちですが、実はそうではなくて、単純に「嘘をつかない人」なんです。自分にも畑にも「嘘をつかない人」だと僕は思っています。どんなにお金がなかったとしても、家族の理解と応援のもと、自分がこうだと思ったことを貫く。規模が大きいとかではなくて、楽しんでるかどうかが何より大切だと思います。楽しむためには、やっぱり正直にやっているということですね。」
坂ノ途中の自社農園も見学!
本日の取材が終盤に入ってきたところで、帰る途中に、代表の小野さんのお話にもあった坂ノ途中の自社農園にも少しだけ立ち寄らせていただきました。本畑は、「やまのあいだファーム」と呼ばれる、全部で8箇所ある自社農場のうちの一つです。
各農場には、専属の担当者がついているそうで、こちらでは、山崎さんという女性社員の方が作業をされています。
やまのあいだファームの特徴は何ですか?
「この畑は、耕さない畑です。有機農業のなかで、自然農法に近いやり方です。農薬は使わず、米ぬか・油粕などの天然の肥料のみ使用しています。畑訪問は11月でしたが、ちょうど栽培中だったのが、春に収穫するのらぼうという菜の花、それから、ズッキーニでした。」
やまのあいだファームでは、年間を通じてどんな野菜を育てているのですか?
「この畑では、昨年度の野菜の種取りをして、毎年同じものを育てています。別の場所にある有機栽培の畑は、毎年本社と相談をして、今期足りなくなりそうな品種を育てています。」
実際に、来年に植える予定であるインゲンの仲間「ささげ」の種を見せてくださいました。ピーナッツみたいな可愛らしい見た目♡
自然農法の難しさはどこですか?
「自然農法で育てられる野菜とできない野菜があることですかね〜。この畑では特にそれがあるので。耕さないため、大根やじゃがいもなどの根っこものはできません。まだ8年目の畑なので、土が固く、四角い大根になっちゃったりします(笑)。」
山崎さんが農業を始めたきっかけは何ですか?
「日本の農業っておじいちゃん・おばあちゃんばかりで、もっと若い人も頑張らねば〜と思い、7年前に「週末農業学校」に通うことから始めました。その後、地元でお手伝いしていた農家さんが坂ノ途中の自社農園をスタートすることを聞き、一緒に入りました。」
【まとめ】坂ノ途中を他社の野菜宅配と比較して
今回の取材を通じて、ホームページの画面上だけではなかなか伝わらない、直接スタッフや農家さんと話をしないとわからない何かを強く感じ取りました。
私は、これまで30社以上の野菜宅配サービスを利用したことがありますが、坂ノ途中という野菜宅配サービスがいかにピュアな熱い想いで取り組んでいるのか、また、大手野菜宅配にはない「新規就農の応援」といったユニークな特徴があるのかについて、深く知ることができました。
坂ノ途中はただ野菜を宅配しているだけのサービスではなくて、農業を通じて持続可能な社会をめざすという大事な社会的役割がある存在なんだな・・・と。
ここまで誕生の背景がしっかりしている野菜宅配さんってなかなかいないです!本当に!代表の小野さんの考え、社員の方の暖かくおだやかな人柄、農家さんのパッションからもとてもよく伝わりました。
農業が好きで好きで仕方がない!そんなスタッフさんと農家さんがやっているわけなので、きっとその素敵な想いが野菜にも伝わっていて、だからこんなに美味しく育ってくれるんだろうな〜☆
ただただ旬の美味しい有機野菜を食べたい!といっただけではなく、日本の農業を心から応援したい!そんなお気持ちがある方は、日頃あなたが利用する野菜宅配として坂ノ途中を選んだら後悔なしかと思います^^
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初めまして^^ 秋本マグダレナと申します!
野菜ソムリエ、野菜コーディネーター、食育実践アドバイザー、オーガニックアドバイザー、スーパーフードプランナーなど複数の資格を持つ働く2児のママです。特に有機野菜(オーガニック野菜)を好んでおり、プチ自慢は有機野菜を365日3食食べていること^^
妊活と妊娠を機に有機野菜・無添加食材宅配サービスを利用し始め早8年が経ちますが、これまで、日本で展開している多くの野菜宅配サービス(大手から個人農家さんまで)を利用し、その実体験、宅配会社・実会員へのインタビュー、生産者さんとの交流を通じて、野菜宅配の知識を極めてきました。公式サイトを通じてだとなかなか解読が難しい情報を、ユーザーさんのリアル口コミと合わせて、わかりやすくご紹介します!