農林水産省が発表した令和7年1月末時点のお米の市場動向。最近、お米の価格が高くなっていると感じている人も多いのでは?今回は、そんな気になるお米の最新情報を分かりやすくお届けします!
※出典:農林水産省「令和6年産米の契約・販売状況、民間在庫の推移及び米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向について(令和7年1月末現在)」
お米の売れ行き、実際のところどうなの?
2025年1月末時点で、全国の出荷業者が集めたお米の量は 221万トン。これは前年より 23万トン減少 しているのですが、実際に売れた量は 77.8万トン(6.6万トン増加) と、消費は伸びているんです。市場全体の流れとしては、「作る量は減っているけれど、売れる量は増えている」という少し意外な結果になりました。
在庫は減少傾向、でもお店にはある?

市場全体のお米の 民間在庫は230万トン(前年同月比 44万トン減少)。特に、出荷前の段階では 180万トン(48万トン減) となっていて、供給量が少なくなっていることが分かります。一方、スーパーなどの販売業者に届いているお米の在庫は 50万トン(4万トン増加) なので、店頭ではお米が並んでいる状態が続いているようです。
お米の価格が高騰!家庭への影響は?
最近、お米を買うたびに「高くなったなぁ…」と感じる人も多いのでは?実際、データを見ても価格は大幅に上がっています。
- スーパーなどの小売向けの価格は 前年の168.8%(約1.7倍)
- 外食チェーンやお弁当店向けの価格も 前年の143.4%(約1.4倍)
これは、輸送コストの増加や円安、さらには気候変動の影響で生産量が減ったことなどが関係していると考えられます。
これからお米市場はどうなる?
お米の需要は安定していますが、価格の上昇が家計に負担をかける可能性は大いにあります。特に、外食産業やコンビニのお弁当需要は変わらず高いものの、家庭での消費は少し控えめになるかもしれません。
これからもお米の価格や流通の動きをチェックしながら、家計を守る賢いお買い物を心がけたいですね!